海岸の露頭にあるケープ フォーチュー ライトステーション。何層もギザギザと重なった火山岩に打ち付ける波をものともせず、岩の上で乾く泡のはるか上にそびえ立っています。このドラマチックな風景に近付いたら、車のウィンドウを下げて海風を胸いっぱい吸い込みましょう。ケープ フォーチューでは見事な景色を堪能するだけでなく、この場所にまつわる知識も得られます。カナダ史の象徴であるこの灯台。併設されている博物館と周囲の環境もじっくりと見て回りましょう。
ケープ フォーチューの基盤になっている火山岩は地質学上の 4 つの時期に渡って形成されたものです。はるか昔に北アフリカから北欧へ、さらにカナダへと移動したことが証明されていて、地質学上の歴史の深さを実感できます。岩の一つに立って、恐竜が生きていた時期より何億年も前に形成された様子を想像してみましょう。
海岸からは、漁から戻ってきた、あるいはこれから沖に出る漁船が見えます。ケープ フォーチューとは「二股の岬」という意味。漁業中心の地元経済に重要な役割を果たしました。最初の灯台は 1839 年に建設されましたが、現在の灯台は再建されたものです。今もなお、カナダの海で生計を立てている漁師への航路標識として役割を果たしています。
他の灯台が姿を消した中で、なぜこの灯台が残っているのかは、ライトキーパーズ ハウス博物館で知ることができます。それは難破船、勤勉な労働者、献身の歴史です。灯台守の職務を知り、ノバスコシア州の漁業の歴史を学びましょう。
ここにいる間に、灯台のマグ アップ ティー ルームでティータイムを。ロブスター ロールやチョコレート チップ パンプキン マフィン、キャラメル ソース付きの特製パン プディングを楽しんでください。持ち帰り用を頼んで、美しい海岸でピクニックをするのもおすすめです。
ケープ フォーチュー ライトステーションはヤーマスのダウンタウンから車で 11 km の距離です。高さ 23 m の紅白の灯台は簡単に見つけられます。午後遅めを目指して夕日を楽しんでください。
