ダウンタウンのすぐ外に 162 ヘクタール (400 エーカー) にわたって広がるシンガポール最大の熱帯雨林地域です。500 種類もの生物と 840 種類もの花が育つブキ ティマ自然保護区は、ASEAN 遺産公園 (ASEAN ヘリテージ パーク) の 1 つとして指定を受け、この地域に昔から伝わる自然の植生を保護・拡大するための複合資源とみなされています。公園内の活動は一定の制限を受けますが、ブキ ティマ自然保護区はハイキング、ロッククライミング、マウンテン バイクのほか、ただシンガポール土着の自然を無垢 (むく) な姿のまま満喫したい人々に人気の名所です。
まずはビジター センターに行き、公園の情報を集めてください。公園の歴史や環境への取り組みを学び、遊歩道の記載された園内マップやガイドを入手することができます。後は公園のあちこちで見かけるガイド ツアーに参加するのも良し、自分で好きに回るも良し。
手始めにシンガポールでは一番高いブキ ティマの丘に登ってみるのはいかがでしょうか。ブキ ティマの丘の頂は公園の中央に位置し、標高はわずか 163 m (534 フィート) ながら、保護林の緑のはるか向こうにシンガポールの街並みが見渡せる景勝地です。 丘のすぐ下にある花こう岩の石切り場跡に行ってみましょう。 ロック クライミングに挑戦したりマウンテン バイクを借りたり、石切り場を横切って縦横に広がる遊歩道をたどってハイキングしたりしてお楽しみください。石切り場の一部は青い湖水に沈み、美しい眺めです。
ブキ ティマ自然保護公園は、シンガポールのダウンタウンから約 12 km (7 マイル) の距離にあり、車で訪れるとビジター センター脇に駐車場がありますが、繁忙期は空きが見つかりにくくなります。この駐車場が満車の際は、デイリー ファーム自然公園に臨時駐車場が用意され、そこから別の入口をつかってブキ ティマに入ることができます。公共交通機関ではバスの便があります。ブキ ティマ自然保護公園は毎日開園しており、入場無料です。