ブリッゲンには、ベルゲンの水辺の繁華街としての魅力に加え、11 世紀からはぐくまれてきた長い歴史もあります。古い波止場は、何世紀にもわたり商業港として果たしてきた重要性が認められ、国際的に保護される歴史遺産となっています。14 ~ 16 世紀にはここにハンザ同盟が置かれ、現在もその影響を見ることができます。美術館や博物館、職人たちの工房を見学して回り、レストランやバーで食の楽しみを追求しましょう。
狭い路地の両側には、色とりどりの木造家屋が列をなし、ベルゲン屈指の観光名所となっています。長い年月の間には、埠頭が火災に見舞われたこともありましたが、61 棟は歴史保存計画により中世の姿どおりに再建され、受け継がれています。じゅうりん
ブリッゲンは北欧で最も古い商業港の 1 つです。1070 年に平和王オーラヴ 3 世が港を築いた頃は、ノルウェー貴族が漁業取引を管理していました。1350 年にハンザ同盟が波止場を管理下に置くようになってからは、常にベルゲンの中枢としてその役割を果たしてきました。
ハンザ同盟のコミュニティ特有の町並みで築かれています。木造の家々は、有力なドイツ商人たちの冬の住まいです。何軒かは裏庭に共同で使う石造りの建物を備えており、これは火災から身を守るための工夫でした。
現在は、かつて商人たちの家屋がショップやブティックとなり、お土産に最適な手作りのアート作品や宝飾品、一点ものの服飾品を販売しています。ブリッゲンはシーフード料理の本場でもあり、夏は、数多くのレストランが屋外席を用意します。
博物館めぐりで、波止場の歴史をひもときましょう。ハンザ同盟博物館では、商人の暮らしぶりが詳しくわかります。ベルゲンの初期の村落跡に建てられた近代建築のブリッゲン博物館では、この地域で発掘された遺構や考古学的資料を見学し、スカンジナビア半島の典型的な居住地について詳しく学ぶことができます。
水辺に沿って延びるブリッゲンのすぐ隣には、魚市場があり、街の中心にあるホテルやレストランの多くは徒歩で移動することができます。
埠頭は毎日無料で観光できますが、博物館など、一部の施設では入場料がかかります。各施設の公式 Web サイトで料金、開館時間などをご確認ください。