ボーデルウィダンを訪れたら、中世から 2 つの世界大戦を経て今も残る 60 軒以上もの古めかしい建造物を見て歩きましょう。景色の良い散歩道をたどって田園地帯をめぐり、ゴルフを楽しみ、地元のパブで一杯ひっかけるのも一興です。
エリザベス様式の大邸宅、ファイノル ファウルは必見。現在はホテルとして使用されています。チューダー様式の暖炉や建造当時の木製階段、美しい庭園と隣接するハト小屋を見学しましょう。このホテルでは、宿泊しない場合でも設備を利用できます。床から天井まである木製パネルとパチパチと火がはぜる暖炉が魅力的なレストランを予約したら、地産の食材を駆使したさまざまな料理と多彩なワインを味わってください。
ファイノル ファウルの南には、マーブル教会がそびえています。その姿は遠くからでも見えますが、近くから眺めると精巧な建築様式に見とれてしまうでしょう。陶器のような石灰岩で建造された教会で、十数種類の大理石を組み合わせた荘厳な建物です。複雑な木製彫刻、ゴシック様式の特徴であるガーゴイル、ビクトリア様式のステンドグラス・・・。どれもが歴史の魅力に満ちています。戦争記念礼拝堂や、第一次世界大戦の戦没者の墓碑が 100 以上も並ぶ教会墓地も訪れてください。
南へ向かえばボーデルウィダン城が屹立しています。ツタのからまる白い石で出来たこの古城は、荘園領主の邸宅として 1460 年に建造され、1830 年代に建て直されました。9 つの居室には昔のままの特徴が保存され、ビクトリア王朝の人物たちの肖像画が多々飾られています。受付エリアで無料のオーディオ ガイドを利用して、情報をしっかりチェックしましょう。敷地内には美しい庭園や迷路、果樹園もあります。第一次世界大戦中には病院兼訓練場として使用された歴史があり、訓練用の塹壕も残っています。城内では幽霊出没スポットを検証するイギリスの人気テレビ番組、モスト ホーンテッドなどの撮影が行われ、多数の超常現象ツアーも行われています。
このエリアの宿泊施設はファイノル ファウルまたはボーデルウィン城のみに限られていますが、リルやアベルゲレなど隣町にはその他のホテルもあります。ボーデルウィダンへは、鉄道や車、地元のバスを利用してアクセスできます。