ビムタルは風光明媚な山の中腹にある街。静かなビムタル湖を取り巻くようにして広がります。アドベンチャー スポーツを楽しむのも、散策コースを歩くのも、水辺のレストランで伝統的なハイティーを堪能するのもおすすめです。ビムタルはインド北部のウッタラーカンド州にあり、起伏のある緑豊かな田園地帯とクマウン ヒマラヤに囲まれています。この街の名前は、インドの神話マハーバーラタの戦いで中心的な役割を担うビーマに由来します。
街の最大の見どころはビムタル湖。ここを存分に楽しむには、手漕ぎボートかパドルボートをレンタルするのがおすすめです。穏やかな水面を滑るよう進むボートから、周辺の山々の美しさを堪能してください。湖の中央に浮かぶ小島には水族館があり、色鮮やかな水生動物たちに出会えます。水族館の入場券は、ボート乗り場で購入する必要があります。
湖畔の小道をたどれば、ヴィクトリア ダムや 17 世紀に建立された美しいビメシュワール寺院などの名所を訪れることができます。森林に覆われた丘には 200 種もの鳥が生息するので、バードウォッチングにぴったり。ひな壇型の花畑も目を喜ばせてくれます。湖畔にはさまざまなレストランや宿泊施設があり、観光案内所ではマウンテンバイクや乗馬のツアーを開催しています。フィッシャーマンズ ロッジのテラスに座って、手作りのケーキとジャムに薫り高い紅茶のハイティーを楽しんでみてはいかがですか。
ビムタルの街の中心部は湖の北岸に広がります。モール ロードの市場の露店でインドの手工芸品・ジュエリー・織物などのショッピングを楽しむのも、フォーク カルチュラル ミュージアムで民芸品の展示を見学するのもよいでしょう。コロニアル スタイルのホテルフレディーズ バンガローにある、蝶の博物館も一見の価値があります。ここから山道を尾根まで歩けば、7 つの淡水湖のある街サッタルを一望できます。
ビムタルはニューデリーから車で 6 時間かかります。公共のバスを利用するか、ドライバーを雇いましょう。ビムタルは、年間を通して観光を楽しめます。春は温かく晴れた日が多く、夏のモンスーンの時期は息を呑むほどの緑豊かな景色が広がります。寒い冬の季節には、雪を頂くヒマラヤ山脈の姿を望めます。