市街地からトレプトウ ケーペニック区に向かうと、アパートメントが建ち並ぶエリアや、コンクリートの建物が徐々に少なくなり、次第に広々とした道路や森、田舎の小さなホテルが見えてきます。このエリアには水路が張り巡らされているため、夏季にはさまざまなアウトドア アクティビティを楽しむことができます。
トレプトウ ケーペニック区は、ベルリン市内で最大の区。ブランデンブルクに接し、行政区の一部を担っています。トレプトウ ケーペニック区は、2001 年に合併によってできました。
銀色のビルが立ち並ぶトレプタワーは、区の北側を流れるシュプレー川沿いにある高層ビル群です。トレプタワーのすぐそばに、川の上に立っているようなポーズが目を引く分子の人という彫刻があります。高さ 30 m の金属製のこの像をもっとよく見たいなら、エルゼンブリュッケ橋がおすすめです。
ウォーキングやサイクリング、日光浴を楽しむなら、広々としたトレプタワー パークへ。川沿いに長く延びる公園には、木々の間にくねくねと続く小道もあり、夏には多くの人でにぎわい、陽気な雰囲気にあふれます。公園内のソビエト戦争記念碑に立ち寄って、しばし静かな時間を過ごしましょう。ここには約 5,000 人のソ連兵が埋葬されています。戦争記念碑から歩いてすぐの場所にアルヒェンホルト天文台があります。ここでは宇宙の神秘に思いを巡らすことができるでしょう。この有名な施設では、プラネタリウムやさまざまな天文観測機器を見ることができます。
さらに南に向かって、歴史のあるケーペニック宮殿へ。川の中州に建つ、堂々たるバロック様式の建物です。
トレプトウ ケーペニック区に広がる水域は、この区の最大の魅力。ベルリンっ子を惹きつけて止みません。ベルリンで最も大きな湖、ミュッゲル湖で泳いだり、カヌーをレンタルして漕いでみたり。ハイキング ブーツを履いて、湖の南東にあるラーンスドルフの美しい漁村までハイキングするのもいいですね。
トレプトウ ケーペニック区は、にぎやかなノイケルン区に接する北西部から、ゼディン湖のある南の静かなエリアまで伸びています。S バーンも通っていますが、車でのアクセスがおすすめです。