幻想的な霧が立ち込める白雲山。麓の街からその姿を眺めることもできますが、ケーブルカーで景色を楽しみながら、あるいはトレッキングで頂上まで行くこともできます。
白雲山は広州の緑のオアシス。この市が誇る自然の見どころのひとつです。その名の通り、白い雲のような霧に囲まれる白雲山は、いくつもの山々が連なって形成されています。雨上がりに日が差したとき、ふわふわの白い雲が頂上付近を取り囲んでいる光景はとても幻想的です。白雲山エリアにいくつも点在する公園を巡りましょう。優美な庭園や美しい池、彫刻をテーマにした公園もあります。
複数の山々が連なる山地ですが、最高峰でも標高 382 m。山腹をハイキングしたり、白雲ケーブルカーに乗って広州が誇る緑のエリアを上から眺めたりしながら気軽に登れます。
白雲山エリアには個性豊かな公園がいくつもあります。三台嶺公園では雲台花園の優美に整えられた花壇に注目。並木道を歩きながら、季節ごとに変わる木々の姿を楽しみましょう。また、飛鵝嶺公園にはいくつもの彫刻が並び、鳴春谷公園はさまざまな鳥たちのすみかとなっています。麓湖公園の金液池は、まるで鏡のよう。周囲の木々を写し込んでいます。
白雲山エリアで最も標高の高い摩星嶺まで登ってみましょう。天気が良ければ、麓に広がる広州の街並みや、雄大な珠江の流れが見えるかもしれません。目の前に広がる美しい緑の大パノラマを写真に収めるのも忘れずに。白雲山地は、多種多様な亜熱帯の植物が見られるエリア。湿度の高い環境がこれらの植物の生息に適しており、雲のような霧を生み出しています。
白雲山は、広州の白雲地区に位置しています。山地の南側や西側に主要な登山口があり、登山口までは公共のバスや地下鉄でアクセスできます。白雲山のベストシーズンは 10 ~ 12 月。台風シーズンは雨や風が強くなることがあります。公園には少額の入園料が必要です。また、ケーブルカーは別料金です。