アリアナ美術館は、レマン湖のほとり近く、緑に囲まれた宮殿のような 19 世紀の建物に入っています。堂々としたファサードの奥に、1,200 年以上にわたる、25,000 点を超す陶磁器とガラス製品が収蔵されています。
3 つの階からなる美術館の常設展示の作品を鑑賞しましょう。展示されているのは、ギュスタヴ ルヴィリヨが収集した陶磁器やガラス製品。16 世紀から現在に至るまでの作品がコレクションされ、年代別に特徴や技法が変化していく過程が分かる展示になっています。現代作品の中には、モニカ グギスバーグやスタニスラス リベンスキーといった有名アーティストによる作品も含まれます。
ステンドグラス窓のコレクションは、この美術館の建物自体に組み込まれています。15 世紀から 16 世紀の窓枠と現代の作品もあるので探してみて。東洋の磁器コレクションでは、美しく装飾された皿や花瓶、水差しなどの容器を鑑賞できます。その他、18 世紀のイギリス人陶芸家による作品も必見です。
美術館を見学する際は、建物にも目を配って。美しい建築とデザインに感心させられます。中でも、楕円形のドームと神話のテーマが描かれた天井の絵は見落とさないようにしましょう。
特別展も鑑賞しましょう。美術館のコレクションから特集を組んだ展覧会や、ガラスや陶磁器を専門とする現代アーティストの作品を紹介する巡回展などもあります。
美術鑑賞の後は、周囲にある 46 ヘクタールの公園を散策。国連のヨーロッパ本部となっているパレ デ ナシオンがあります。この広大な都会のオアシスには 800 種類以上の樹木が茂り、中には樹齢が 100 年を超える古木も。その他、マハトマ ガンジーの座像もあるので探してみましょう、また、芝生の上を自由に歩き回るクジャクにも会えるかもしれません。
アリアナ美術館はアリアナ公園内に位置し、近隣には国際赤十字博物館があります。アクセスするには、バス、トラム、車を利用します。近くにメーター制の駐車場があります。
美術館は月曜日が休館です。その他、クリスマス (12 月 25 日) と元日が休館となります。常設展示は無料。特別展は有料です。