アンナベルク ブッフホルツは、ザクセン州の山間に位置する街です。かつては 2 つの町に分かれていましたが、1 つの銀採鉱のコミュニティとしてその歴史をスタートさせました。銀産業が衰退した後、16 世紀にはレース編みが主要な産業になりました。第二次世界大戦後にはウランの採鉱が始まり、街は成長を遂げましたが、市内には今でもレース編みの訓練校が残っています。
オーレ山脈博物館を訪ねて、民芸品や、白目 (ピューター) 製の船の展示を見学しましょう。これは街の中に多数ある博物館のひとつで、もともとは町役場の中にありましたが、住民から寄贈された品々の数が増えて規模が急激に拡大したため、聖アンネ教会の隣に移転し、現在に至ります。
博物館まで足を運んだら、聖アンネ教会の周囲を見てまわりましょう。ゴシック様式とルネサンス様式に影響を受けた独特の聖堂があります。この教会は街の象徴的なシンボルで、同様の教会としてはザクセン州最大です。後期ゴシック建築の重要な例で、修復されて元の姿を取り戻しています。
街のはずれには、フローナウアー ハマーという技術博物館があります。オーレ山脈における工業の発展について学び、鍛造された品物や歴史的なハンマーミルを見学しましょう。元は 15 世紀のトウモロコシ製粉所でしたが、貨幣鋳造所、搾油所など幾度となく役割を変えた後、現在の博物館になりました。
街では五旬祭の後に、この地域最大のフォーク フェスティバルであるアンナベルガー ケットが毎年開かれ、多くのショーや乗り物が楽しめます。夏に訪れるなら、アンナベルク修道院跡で 1 年おきに開催されるアビー フェスティバルに遭遇するかもしれません。
アンナベルクはドイツ東部に位置する、チェコとの国境に近い街です。電車でのアクセスが可能で、駅からダウンタウンまではバスが運行しています。