1960 年に再開発された通称「アレックス」、共産党時代の建築物を今でも見ることができるアレクサンダー広場は、今では地元のベルリンっ子たちの待ち合わせ場所として活気のあるエリアです。

アレクサンダー広場は、歩行者天国であると同時に交通のハブでもあり、高級ショッピングエリアからベルリン市内を一望するパノラマまで、何でもござれ。ロシア皇帝アレクサンドル 1 世にちなんで名付けられ、冷戦時代は東ドイツの中心地でもあった「アレックス」ですが、現在では世界的に有名な小売りチェーンの H&M やアレクサ、そしてカウフホーフなどドイツを代表する大手デパートなどが軒を揃え、西洋の大都市顔負けの贅沢を楽しむことができます。ショッピングだけではありません。「アレックス」はグルメにもぴったり。すぐ傍にあるハッケシャーマルクトには数多くのレストランやカフェが立ち並んでおり、屋外席のある店も多く、特に地元のドイツ料理がオススメ。地元で人気のソーセージ料理、カレーヴルストに舌鼓を打ちつつ、伝統的な陶製ジョッキからドイツビールをお楽しみください。大道芸人たちのパフォーマンスもお見逃しなく !ベルリンにおけるパリのエッフェル塔、ニューヨークのエンパイアステートビル、と言ったら、やはりアレクサンダー広場の真ん中にあるベルリンテレビ塔でしょう。針のように鋭くとんがったこの巨大な建造物は、1960 年代後半、当時の東ドイツ政府によって東ベルリンのシンボルとして建てられました。今では、ベルリン全体のシンボルとして、観光客用のポストカードに人気のデザインになっています。全長 368 メートル (1207 フィート) の塔の頂上からは、360 度、国会議事堂からブランデンブルク門、そしてポツダム広場まで、ぐるりとベルリン市内の全貌を眺めることができます。展望台は年間を通じて毎日、深夜までオープンしています。ベルリンテレビ塔はベルリンでも最も人気のある観光スポットなので、公式ホームページから予めチケットを予約しておくのがオススメです。塔の頂上にある球体の内部にはバーとレストランがあり、バーでは毎日午後 2 時から 4 時まではハッピーアワーを、そしてレストランではランチとディナーをお楽しみいただけます。また、この球体は 1 時間に 1 周というゆっくりとしたスピードで自転しているため、中にいるだけでベルリン市内の景色を 360 度楽しむことが可能です。ベルリンテレビ塔は、ミッテ区 (因みに、ミッテ、とはドイツ語で「中心」という意味です)に位置し、U バーンの壁記念館駅および S バーンの壁記念館駅からアクセス可能です。また、アレクサンダー広場は、ベルリンのどこからでも簡単にアクセスできます。