高知県の西部、高岡郡にある梼原(ゆすはら)町は、日本三大カルストの1つ「四国カルスト」を擁するまちです。町内に鉄道は走っていませんが、JR土讃線の須崎駅より、梼原町への路線バスが運行しています。
梼原町の誇る自然の風景は、四国カルストだけではありません。梼原川の「八百とどろ」と呼ばれているエリアは急流が長く続き、渓谷の壮大さに息をのみます。また、トサシモツケの群生地としても知られ、5月ごろには可憐な花が楽しめます。
梼原町には、歴史的・伝統的な見どころも豊富です。「神幸橋」は全国でも珍しい屋根付きの橋で、千年余りの歴史を持つ「津野山神楽」が奉納される三嶋神社へと続いています。神楽や農村歌舞伎が行われた場所として残るのが、「津野山回り舞台」と呼ばれる、幕末から残る4棟の建物です。
梼原町は幕末とも深い関わりがあり、「維新の門」と名付けられた場所には梼原町に縁のある六志士に加え、坂本龍馬、沢村惣之丞など八人の幕末志士の銅像が今にも動き出しそうな迫力で並びます。町内には六志士の分霊を祀る墓もあり、幕末ファンも多く訪れます。
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