ロイヤル タンブリッジ ウェルズは、ミネラル豊富な温泉を目当てに上流階級の人々が集うスパの街として、17 ~ 18 世紀にかけて有名になりました。しかし、その後の何世紀かでスパのブームは下火に。現在では、お店やレストラン、最盛期に建てられたエレガントな建物を楽しめる街になっています。
この街が注目されたのは、ジェームズ 1 世の廷臣であった ダドリー ノースが鉄分が豊富な鉱泉を発見した 1606 年。17 ~ 18 世紀にかけて、街には性的不能から鬱まであらゆる治癒を求めて王族達が詰めかけました。この街を訪れる流行はビクトリア女王の統治時代も続き、1909 年には街名にロイヤルの称号が与えられました。最近では、夏に訪れると、昔の衣装に身を包んだ「ディッパー」と呼ばれるスタッフがひしゃくで少しずつ分けてくれる鉄泉の水を味わうことができます。
17 世紀の建物の柱列が並ぶパンタイルスと呼ばれる歩道を散策しましょう。散歩道沿いのユニークなお店を見たり、屋外のカフェでコーヒーを飲んだり。野外ステージではライブパフォーマンスも楽しめます。土曜日のファーマーズマーケットに立ち寄るのもお忘れなく。パンタイルスか市庁舎で隔週で開催されます。
タンブリッジウェルズのハイストリートの下側の突き当たりには、18 世紀の建物が集まっています。
また、マウント プレザント ロードの北端付近には、タンブリッジ ウェルス ミュージアム アンド アート ギャラリーがあります。地元の文化財を展示する、家族連れで楽しめる博物館です。寄せ木細工が施された木箱など、タンブリッジウェアの世界最大のコレクションが見物です。
17 世紀に建てられたキングチャールズ教会を見学する時間もとっておきましょう。教会の外観は比較的シンプルですが、内部に入ると美しいしっくいの天井を鑑賞できます。オルガンのリサイタルも定期的に開催されていますので、ぜひ参加してみましょう。
ロイヤル タンブリッジ ウェルズは、ロンドンから南東に 65 km に位置します。ロンドンのチャリングクロス駅またはキャノンストリート駅から、ヘースティングズ行きの電車に乗ると、ロイヤル タンブリッジ ウェルズの中心街に到着します。