投稿者 : シドー、投稿日 2014 年 11月25日

世界遺産カナディアン・ロッキーを飛ぶ!鳥の目線で旅する大自然

パノラマビューにも収まりきらない壮大な景色を満喫したい! そんなアドベンチャー好きな旅行者の期待を裏切らないのが、世界遺産としても名高いロッキー山脈です。日本とはスケールの違うその大自然を、ハイキングコースや水上からはもちろん、空から眺める迫力がまた格別!

カナディアン·ロッキー山脈自然公園群

地図上にも太字で記され、日本でも極めて知名度の高いロッキー山脈。北アメリカ大陸の西側に延々と連なる大自然の代表です。中でも特に美しいのが北西のカナダ側。1984年には世界遺産として登録されたほどの景観を誇り、毎年約1千万人の観光客が訪れます。

世界遺産として認定された「カナディアン•ロッキー山脈自然公園群」は、4つの国立公園、3つの州立公園で構成され、そして名のある2つの山が含まれる広大なエリアです。標高は、ロブソン山頂で3,954メートル。全長は400キロメートル、総面積は東京都の10倍以上にも及びます。

観光の拠点となる町はバンフやジャスパーで、山はもちろん水も豊かなのがこのエリアの特徴。氷河、湖、滝、峡谷やしょう乳洞など、変化に富んだ景色は見る者を退屈させません。整然と針葉樹が立ち並ぶ深い常緑の森。澄み渡った湖。美しい湖面に映りこむ岩山の堂々たる姿は、多くの写真家を虜にしています。

いざ、ヘリコプターで世界遺産の上空へ!

そびえ立つ圧倒的な存在感を前に、思わず何度も深呼吸。ロッキー山脈で出会う景色は、カメラを縦にしても横にしてもフレームに収まりきらず困ることがよくあります。この雄大さを最大限に満喫できる方法は何か。その答えが、ヘリコプターです。

キリリとさえた空気の中、くっきりと浮かび上がる岩肌。山脈を大胆に横切る地層に、まぶしい雪化粧。写真や映像では伝わりきらないその美しさは生で見てこそ。険しく切り立つ岩山を鳥のように飛び越える瞬間は、何度経験しても胸が高鳴ります。

前からだけでなく、上からも、後ろからも。右にも左にも。この3次元的な景色は、空を飛ばなくては見ることができません。絶景を写真や映像に残したくなる気持ちもわかりますが、感動したとおりのイメージをとらえるのは至難のワザ。カメラと格闘しているうちに着陸なんてことにならないよう、飛行中はできるだけ目で直接楽しむのが正解です。

その季節にしか味わえないロッキー山脈の楽しみ方

言うまでもなく、ロッキー山脈は年中無休で存在します。しかし、季節によってその表情は変わるもの。ヘリコプターからの観賞やロープウェイ、洞窟探検などの季節を問わず楽しめるアトラクション以外にも、できることはいっぱいです。その季節にしか楽しめない特別な経験をして、一生に残る思い出作りをしましょう。

カナディアン•ロッキーの夏

ハイキングにサイクリング、カヌーにロッククライミング。さわやかな緑に包まれて思いつく限りの自然遊びを楽しめる夏。ちょっと勇気を出せば、誰でも刺激的なアクティビティに参加できます。

  • 「ラフトで川下り」のスリルを楽しみながら、間近に迫る雄大な景色と一体に
  • 「乗馬ツアー」で川を越え森を抜け、馬に乗って大自然の中をかっ歩する映画のような体験を
  • 「スカイダイビング」で、はるか上空から世界遺産へジャンプ(インストラクターと一緒に)

カナディアン•ロッキーの冬

スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが存分に楽しめる冬。身近なスポーツの他にも、広大な銀世界でしか楽しめない希少なアクティビティがあります。

  • 「犬ぞり」に乗って元気なハスキー犬たちに引かれ、壮大な世界を疾走
  • 「アイスウォーキング」で、夏は踏み入ることのできない凍った川の上を歩いて美しい峡谷へ
  • 「ヘリコプタースキー」で、ヘリコプターに乗ったまま雪山を滑り降りるという極めて特殊な体験を

思い切って踏み出せば、テレビで見るような世界へ旅はできるもの。日本にいては一生見られない感動の景色を求めて、カナダへ飛んでみませんか?