ソヴァーナは丘の上に立つ小さな町ですが、その歴史は紀元前 7 世紀のエトルリア人集落にまで遡ります。ローマ帝国よりも古くからある町には、中世に造られた広場があり、どこを見ても歴史を感じさせる美しい建物が並んでいます。1,000 年もの歴史を誇る建造物や墓地を見学したり、丘に深く刻まれた道を散策したりして過ごしましょう。
この町の大通りは 1 本だけ。脇道も数本しかないので、徒歩でも気軽に町全体を見て回ることができます。まずはアルドブランデスカ城塞から。大通りの突き当りにある城です。11 世紀に建てられたものですが、基礎部分はさらに古くから残っているものです。大通りを歩いて行くとプレトリオ広場に出ます。ここも歴史ある建物に囲まれています。
14 世紀に建てられたサンタ マリア教会の、16 世紀に描かれた 2 つのフレスコ画や、13 世紀に建てられたアルキーヴィオ邸の時計台兼鐘楼が見どころです。16 世紀のプレトリオ邸やブルボン デル モンテ邸も必見。
ソヴァーナの大通りの反対側の端には古いサンティ ピエトロ エ パオロ大聖堂が建っています。中に入って石造りの地下納骨堂を歩いてみましょう。
古代の墓所と言えば、町から徒歩数分のソヴァーナ エトルリア人共同墓地もあります。ここには 2,000 年以上も前の墓石がたくさん並んでいます。セイレンの墓をはじめとする埋葬室も見学しましょう。
ソヴァーナ周辺の地域にはいくつもの共同墓地や古代集落があり、カーヴェ通りと呼ばれる細い道路でつながっています。エトルリア人が岩を切り崩して作った渓谷のような回廊を散策しましょう。
ソヴァーナの町はトスカーナ南部のマレンマ地方に位置します。ローマ新しいウィンドウで開くからソヴァーナへは北西に 161 km。空港から電車または車で向かいます。
ソヴァーナで歴史に浸る旅を堪能しましょう。