バラの谷は、赤みががかったピンクの岩や妖精の煙突、そして驚異的な風景がいたるところにある、魅惑的な場所です。赤い谷とともに知られるバラの谷は、カッパドキア随一の景観を誇るトレッキング エリアです。火星のような大地を、ゆっくりと時間をかけてご自分の足で歩き、これまで見たこともないような景色を目撃してください。日の出と日没時の風景は圧巻です。
スタート地点は、バラ色の岩山を見下ろす見晴台。まずは眼下の景色をカメラに収めてから出発です。小さな暗赤色の山にある十字架教会のなかを見学しましょう。フレスコ画を眺め、カーブを描く天井をご覧ください。教会の窓から外を覗いて、高い位置から赤い谷とバラの谷を眺望。興味深い壁画と凝った装飾が見られる Ayvali 教会は必見です。
日暮れ時、バラ色の岩に夕日が差し、影が徐々に大きくなっていく様子は実に魅惑的です。この景色を見るために、夕方まで待つのも悪くありません。一日の異なる時間帯に写真を撮れば、移ろいでゆく色彩と影をとらえることができます。別世界のような大地の上を這う曲がりくねりったトレイルは、全長約 4.8 km (3 マイル)。トレッキングには充分な時間を割いてください。
一帯には美しい果樹園やぶどう畑もありますし、谷間を走り抜ける馬車を目にすることもあるでしょう。
あちこち歩き回った後は、カフェで休憩を。地元の土産物を売る小さな店や屋台にもお立ち寄りください。
谷の名称は、岩山の赤みがかったたピンクの色合いと、かつては数多くのバラの茂みがあったことに由来します。時とともにぶどうの木が増え、バラにとって代わるようになりました。
バラの谷は赤い谷の隣。カッパドキア地方の観光の中心地、ギョレメの町の北に位置します。3.2 km (2 マイル) の道のりで、バスでも車でも所要時間は約 10 分。途中には、ギョレメ野外博物館があります。ギョレメからバラの谷までは、数多くの観光バスも運行しています。