この 3 階建ての美術館では、郷土作家の作品のほか、エコール ド パリおよびメキシコ ルネッサンスなど、日本とヨーロッパを中心に世界から集められた現代アート作品群をお楽しみいただけます。
名古屋市美術館は、1988 年に著名な建築家黒川紀章がデザイン・建築を担当したことで有名です。西欧と日本の文化、そして歴史と未来の共生をテーマとしたこの南北に長い三角形状をしたこの建物には、随所に日本の伝統手法と色彩が盛り込まれています。
建物のモダンな建築様式を反映し、館内には国内外の現代作家の抽象的な作品や、現代彫刻の作品群が収蔵されています。地階には、日本におけるシュルレアリスムを代表するアーティスト、る山本悍右の前衛的な作品などを陳列する常設展示室のほか、アレクサンダー コールダーの現代彫刻作品やショーン スカル-のパネル作品が置かれています。
1、2 階では、国際的規模の企画展が可能な企画展示室で年間を通じて様々な展示会を開催。世界的に有名なヴァン ゴッホ展やレンブラント展はもちろんのこと、郷土作家たちの作品を集めた展示会が開かれることも。優雅ないけばなの展覧会が開催されることもあれば、地元小学校の小学生たちの作品が展示されることもあります。
ギャラリー巡りにちょっと疲れたら、緑とアートと花々に囲まれた喫茶店で一息つきましょう。ミュージアム ショップでは所蔵作品のオリジナルグッズをはじめ、美術館の思い出となる世界中のユニークなアートグッズを取り揃えています。
ギャラリーを存分に楽しんだら、その後はグラウンドなどもあり、緑豊かな白川公園内をゆっくり散策してみましょう。園内には名古屋市美術館だけでなく、名古屋市科学館もあります。是非このチャンスに、世界最大級のプラネタリウムで、宇宙の不思議に触れてみましょう。
名古屋市美術館は、愛知県名古屋市中区、白川公園の南東側に位置しています。敷地内に駐車場はありませんので、地下鉄でのアクセスがオススメ。美術館は毎日営業しています。入場は有料です。