街を彩る赤いタイルの屋根の家々と、ガルダ湖を望む緑の丘陵。その美しい景色がナーゴ トルボレの魅力です。ナーゴ トルボレは、2 つのエリアからなっています。ナーゴは丘の上、トルボレは湖岸エリアの名前です。くねくねと続く路地を歩けば、美しい街並みに中世の建物が並んでいます。
漁村エリアのトルボレからは、なだらかな緑の丘陵とターコイズ ブルーの湖が織り成す美しい眺めが楽しめます。カーブを描く入り江沿いは散歩に最適。趣のある家々が並びます。道具を借りて、湖でウィンドサーフィンをするのもおすすめ。
漁師の守護聖人を祀ったサン アンドレア教会にも行ってみましょう。オリーブの林に囲まれ、バロック様式のファサードが印象的な18 世紀の教会です。祭壇にある壮大な絵画は、ヴェローナの画家ジャンベッティーノ チニャローリの作品で、18 世紀の市井の人々を写実的に描いています。
ブリオーネ山の断崖絶壁を通り過ぎ丘を登って、ナーゴへ。ペネーデ城の遺跡があるのもこの辺りです。城は 18 世紀に破壊されてしまいましたが、今でも城壁が残っています。その姿を写真に収めておきましょう。そこは、今では生い茂る木々に囲まれています。
この緑の丘陵地帯には、多くの跡が見られます。マルミッテ デイ ジガンティの壁に残る跡は、かつてここに氷河があった証拠です。
ナーゴ トルボレには、ロマンティックなレストランも、伝統的な郷土料理が食べられる店もあります。湖のすぐそばなので、イワナやカワカマスなど魚が豊富です。イワシのスパゲッティや、ポレンタで包んだソーセージをおすすめします。
夏は気温が高く、風が強いので、湖上でのセーリングやウィンドサーフィンに最適。ウォータースポーツにとって風はとても重要な要素です。この地方には、風の種類を表すイタリア語がたくさんあります。
ナーゴ トルボレは、トレント県の県都トレントから南西に 42 km にある街で、イタリア北部のヴェネト州とロンバルディア州の州境に近い場所です。ナーゴ トルボレへのアクセスには国内線の飛行機を利用できます。ボルツァーノ空港から南に 98 km です。
遺跡やウォータースポーツ、趣のある教会、多彩なレストランなど、ナーゴ トルボレの魅力を十分に堪能しましょう。