ライデンは、オランダの南ホラント州を流れる旧ライン川のほとりに広がる、魅力的な街です。オランダの政治の中心地であるハーグのすぐ北に位置します。街は、川や公園、運河によって彩られ、1575 年に作られた立派な大学など、何世紀も前に作られた歴史的建造物が数多く残されています。
まずは、街の中央にある三角形の形をした広場、ベーステンマルクト (牛の市場) を訪れましょう。このエリアにはレストランやカフェが多数軒を連ねています。
旧ライン川の支流の合流地点にある緑の小高い丘には、ビュルフトがそびえているのが見えます。11 世紀に建てられたこの要塞は、かつて洪水の避難所として使用され、のちに給水塔として使用されるようになりました。要塞からは、一枚の絵のように美しいライデンの街並みを眺めることができます。
要塞からの景色を楽しんだら、ホルトゥス ボタニクスに向かいましょう。世界で最も古い植物園の 1 つで、その歴史は 16 世紀にさかのぼります。珍しい植物や花をゆっくりとご観賞ください。近くのライデン大学に併設された国立民族博物館も魅力的な施設です。世界中から集められた興味深い品々を通して、さまざまな文化や人間について学ぶことができます。
16 世紀に建てられたゴシック調のピーター教会にも忘れずに足を運びましょう。高さ 100 m (328 フィート) の塔が特徴のこの教会は、北海からも目にすることができることから、「海の王様」と呼ばれています。
考古学的資料が集められたライクスミュージアム ファン オウドヘーデン (ライデン国立古代博物館) では、古代のエジプト人やギリシャ人、ローマ人がどのような生活を営んでいたのか知ることができます。博物館のあとは、スタッドハウス (市庁舎) を訪れてルネッサンス様式の荘厳な建物を写真に収めたり、1657 年に建てられたワーフ (計量所) でその興味深い歴史について学んだりしましょう。
ライデンは毎年 10 月 3 日祭が開催されることでも知られています。ライデンの街は、夏は暖かく冬は寒いですが、季節ごとにそれほど変化はありません。ライデンの名所をまわったら、美しい運河のほとりでのんびりとピクニックをお楽しみください。