ドナウ、ラーバ、ラブカという 3 つの川の合流点にあるジェールは、「川の街」として知られています。ハンガリー有数の工業都市として知られるジェールには、国の重要な建造物や記念碑もあります。歴史的建築が丁寧に保存され、印象的な博物館には傑出したコレクションが所蔵されています。
ジェール ベネディクト教会は最大の観光名所。ローマのジェズ教会をモデルとしたベネディクト教会は、1627 年にイエズス会がジェールに拠点を置いてから初めて建設された教会です。18 世紀に追加された塔や、17 世紀に建てられた修道院や学校を見学できます。祭壇画と天井画と身廊画はすべてオーストリア人の画家パウル トロガーが描いたものです。
街で最も古い地区のひとつ、カープタラン丘へ行くとジェール大聖堂があります。さまざまな建築様式が混在しているのが特徴です。基礎部分は 11 世紀にまで遡り、後陣はロマネスク様式、外観はネオクラシカル様式で礼拝堂はゴシック様式です。中に入ると、かつて血の涙を流したと言われるマリア像の祭壇飾りなど宗教的な芸術品に目を奪われます。
この街の歴史についてさらに深く知るには、ジェール一番の博物館であるクサントス ヤーノシュ博物館へ。ジェール出身の 19 世紀の博物学者にちなんで名付けられたこの博物館は、考古学的な出土品から現代美術品まで幅広い展示で有名です。建物はジェールでも特に美しいバロック様式のアパトゥール邸を利用しています。
ハウス オブ アイアン バットにはパトコー イムレ コレクションが展示されています。ジャーナリストであり歴史家でもあったパトコー イムレが収集した美術工芸品から選び抜かれた逸品が展示されています。ハンガリーと西ヨーロッパの 20 世紀の作品から、インド、チベット、ベトナム、西アフリカを旅したパトコーが収集した品々まで鑑賞できます。
ジェールから最も近い空港はブラスチラヴァ空港ですが、ウィーンやブダペストの空港からのアクセスも良好です。ジェールは鉄道、バス、船でウィーンとブダペストとつながっています。
ハンガリーの重要な経済と文化の拠点はぜひ訪れたい街です。