中世の広場、ゴシック様式の建物、ロマンチックな運河があるこの歴史的な街を散策しましょう。世界的に有名なチーズ、ゴーダチーズを最初に取引された場所で味わうこともできます。
南ホラント州の豊かな水に恵まれたゴーダは、おいしいチーズで世界的に有名な、魅力的なオランダの都市です。街を形作ってきた、チーズやキャンドル、パイプの工房を探しながら、この中世から続く街を探索してみましょう。
大火やペストの流行、そして数回の戦争を乗り越え、ゴーダの街は何度も再建されてきましたが、その古い街並みから、中世のオランダ人がグーウェ川のほとりのこの地でどのように暮らしてきたかを今でも知ることができます。
くさび形の中央広場、マルクト広場から散策を始めましょう。赤い窓の覆いとゴシック様式の小塔が特徴の 15 世紀の市庁舎、オード スタッドハウスを鑑賞します。
ゴーダチーズと正式に呼べるものは、広場にある 17 世紀に建てられたワーグ計量所で最初に計量され、刻印されました。建物のファサードには、初期のチーズ売買がどのように行われていたかが描かれています。ゴーダ カース アン アンバッテン美術館 (チーズと工芸の博物館) では、巨大な秤やさまざまな展示を見ることができます。
あたり一面、チーズの香りが漂うゴーダチーズマーケットに行ってみましょう。4 月から 8 月まで毎週木曜日の朝に開催されています。クリーミーなゴーダ チーズを試食しながら、当時の衣装に身を包んだ地元の人が、たくさんの丸くて黄色いゴーダ チーズを取引する様子を楽しめます。チーズの他に、「ストロープワッフル」と呼ばれる、メープルシロップ入りの薄いワッフルなど、有名な地元の味もお試しを。
広場のすぐ後ろには、十字型のシント ヤンスケルク (聖ヤン教会) があります。これはオランダで最も縦に長い教会です。中に入って、その荘厳なステンドグラスの窓を眺めてみましょう。
教会の裏手にあるカタリナ ガストハウスは、以前は病院および養護施設として使われていました。15 世紀に建てられた教会の礼拝堂は、1980 年代に修復され元の輝きを取り戻しました。現在はゴーダ美術館の展示ホールとなっています。プラティールと呼ばれる、装飾の施された皿や壺を鑑賞しましょう。デルフトのデルフト陶器と同じほど、ゴーダで名高い工芸品です。また、アーントジーニウスの展示室で 19 世紀の絵画を眺めたり、彫刻の飾られた庭園を散策したりするのも良いでしょう。「狂人」の烙印を押された人々を収監した独房や、拷問道具を展示している地下も見逃せません。
ゴーダはアムステルダムやロッテルダム、ユトレヒトやハーグから見てちょうど中央に位置しており、にぎやかな街から離れて一息つきたいときに、手軽な日帰り旅行ができる場所となっています。