ドイツ国立博物館 (ゲルマン国立博物館) は、国の文化遺産に関係する莫大な工芸品の収集物を所有しています。その数は合計で 130 万点超。この博物館のコレクションはドイツで最も素晴らしいコレクションの一つとなっています。では早速、博物館の施設を回ってみましょう。施設は 20 世紀初期のギャラリーから中世後期の前カルトゥジオに至るまで、興味がかき立てられる多様な建築様式が融合されています。
この博物館は 1840 年代の不成功に終わったドイツ革命後、ドイツ全体の文化をより詳しく研究するため 19 世紀後期に創設されました。様々な地域が合わさった伝統だけでなく、それぞれの習慣や芸術的な遺産についても学べます。まずは明るいメインロビーを通り、博物館の中へ足を運びましょう。そして、有史以前の工芸品が年代順に並んだ展示を辿りながら、ドイツ文化の始まりを学びましょう。次に、何世紀にも渡りドイツのアイデンティティを形成するのに役立った、芸術的かつ文化的で重要な遺物を詳しく見てみましょう。博物館の考古学に関するコレクションを巡るなら、旧石器時代まで遡り、シャルルマーニュ時代の工芸品を見てみてください。
博物館が有する芸術作品のコレクションでは、盛期ルネサンスの芸術家アルブレヒト デューラーと、ドイツ表現派の画家エルンスト ルートヴィヒ キルヒナーの作品がお勧めです。博物館が所有するドイツの芸術品のアーカイブには、ドイツ関連の印刷物と手書き原稿の莫大なコレクションがあります。ドイツの全時代の手工芸品を中心としたコレクションだけでなく、ドイツの建築とデザインに焦点を当てたギャラリーも見て回りましょう。ドイツの文化に由来する装飾美術、家具、楽器、織物、そして科学器具も見てみましょう。
こどものおもちゃのコレクションの展示もおすすめです。その数 20,000 点で、17 世紀のドールハウスを特集しています。11 世紀から 19 世紀までの貨幣のコレクションと兵器も展示しています。
博物館はニュルンベルク旧市街の聖ローレンツ地区に位置しています。この博物館には、ニュルンベルク オペラハウスから公共交通機関で簡単に行くことができます。休館日は月曜日です。少人数のグループやご家族での来館には、割引も用意されています。英語によるガイド付きツアーは日曜日に隔週で実施しています。