35 個の水槽に、サメ、熱帯魚、ペンギンをはじめとする 11,000 体もの海洋生物を展示するバルセロナ水族館は、地中海生物を専門に扱っているため、バルセロナの海岸について学び、そこに生息する多種多様な生きものを目にすることができます。冷水水槽や深海水槽もあり、子ども向けの体験型アクティビティーも多数用意されています。
場所は、バルセロナ港のポルト ベル地区。入場料は決して安くはありませんが、インターネットで購入すると割り引きされ、特典が付いてくるうえ、前売りチケットがあれば長い列に並ぶ必要もないので楽です。
この水族館で必ず見ておきたいのが「ロセアナリ」(海水大水槽) 展。サメやアカエイ、熱帯魚が優雅に泳ぐ全長 36 m (118 フィート) の巨大水槽で、水槽の下を通る全長 80 m (260 フィート) のトンネルからは、頭上から 1 m も離れないところをゆったりと泳ぐサメを見ることができます。
他の 13 個の水槽でも地中海のさまざまな生息環境が再現されていますが、そのどれもが本物そっくりなのは、最先端技術を取り入れているからです。また、水槽のそばには順路が表示されているので、迷う心配はありません。英語、スペイン語、カタルーニャ語で書かれた案内板もあるので、水槽内の生物について詳しく知ることができます。
冷たい海に暮らすペンギンが見たければ「プラネタ アクア」(海の惑星) 展へ。ここには特別なアカエイ展示もあります。また、オーストラリアのグレート バリア リーフなど、世界中の暗礁を再現した 7 つの水槽も見逃せません。色鮮やかな熱帯の海が再現されていて、サンゴ礁や珍しい魚が見られます。
子ども連れへのおすすめは「エクスプローラ !」(探検 !) 展。子ども向けの体験型アクティビティーが 50 種類以上用意されています。潜水艦の模型の中を探検したり、顕微鏡を使って泥を観察したりと、さまざまな体験ができます。
バルセロナ水族館は年中無休。季節によって営業時間は異なるので、詳細はホームページでご確認ください。バス、路面電車、地下鉄の便があるうえ、ショップやレストランが並ぶランブラス通りから歩いてもすぐ着きます。