珊瑚海に突き出すウランガン桟橋は、全長 868 m。フレーザー島と湾の絶景を一望できます。ハービーベイ郊外のウランガンの街にあるこの長い桟橋は、晴れた日の散歩や釣りができる場所として観光客にも地元の人々にも人気があります。
1913 年から 1917 年にかけて建造されたウランガン桟橋は、もともとは輸出貨物を船に積み込むことができるように造られたもの。1985 年に商業利用が終了し閉鎖されていたこの古い木造の桟橋は、人々が安全に利用できるように 1990 年代後半に改修されました。
遊歩道から桟橋へ歩いて行くと、桟橋の上で地元の人々が釣りをしているのが見えてきます。釣り仲間に加われば、景色を眺めながらのんびり過ごせます。運が良ければ、夕食用の魚を釣り上げることができるかも。ハービーベイの店で、釣り上げてよいサイズと匹数の規則について教えてもらい、釣り具を手に入れることができます。
東の海上には、こぢんまりとしたラウンド島、その先のビッグウッディー島、そしてフレーザー島が見えます。マリーナから出港したボートやヨットが航路を進んでいく様子や、カイトサーファーが水面を滑走していくのも見えるでしょう。
見上げれば、ペリカンやアジサシ、海鳥たちが空高く飛んでいます。透き通った青い海に目を凝らすと、イルカやアカエイなど、この熱帯の海に生息する魚たちが見えるかも。潮が引いているときに桟橋の下のビーチに下りると、砂と橋脚の間に小さな生き物が見つかります。
桟橋の上か隣接するピアパークの日陰で食事を楽しみましょう。ランチを持参するか、近くのカフェでテイクアウトができます。公園のバーベキューコンロを使って「ソーセージシズル」を作るのもおすすめです。焼いたソーセージを食パンに挟んで、フライドオニオンを乗せ、ケチャップをかけて食べるオーストラリアの国民食です。ベンチに腰掛けて、景色を見ながら召し上がれ。
日の出の時刻に合わせて訪れ、桟橋を写真撮影。公園では、毎週水曜日と土曜日にコミュニティのマーケットが開かれているので、のぞいてみてもよいでしょう。
ウランガン桟橋と公園はいつでも開放されており、入場料はかかりません。敷地内にトイレがあります。ピアパークのそばの無料駐車場が利用できます。