国際連合欧州本部には、その威厳のある姿を眺めるために毎年何万人もの観光客が訪れます。数時間かけてこの重要な施設を見学し、周りに広がるアリアナ公園に飾られた洗練されたモニュメントをご鑑賞ください。
ここは、国際連合が第二次世界大戦直後に設立されて以降、世界の指導者による議会を開いてきた歴史のある建物です。ぜひ見学ツアーに参加し、国際連盟としてはじまり、現在は国際連合として存続する国際協力の歴史を学びましょう。
欧州本部が入ったパレ デ ナシオンを訪れ、巨大な総会会議場をはじめとするさまざまな議場を見学し、白熱した議論や世界的に影響力のある合意が交わされる場所をその目でご覧ください。施設の歴史や現在国連で話し合われている問題について、ガイドは喜んで説明してくれます。
本部には、平等で多様性に富んだ世界を実現するという目標をテーマにした膨大な数の美術品も集められているので、ぜひそちらにもご注目ください。中でも、人権理事会会議場に飾られた、有名な芸術家、ミケル・バルセロが手掛けた芸術品とホセ・マリア・セルトが理事会議場に描いた壁画は必見です。
見学が終わったら、周りに広がるアリアナ公園をゆっくり散策するのがおすすめです。46 ヘクタール (1140 エーカー) の広さがある緑豊かな園内には、800 種もの木々が葉を揺らし、クジャクの群れが暮らしています。静かな空気を味わいながら、国際連盟の設立を記念して1939 年に作られた、『天球』をはじめとするモニュメントをご鑑賞ください。陶器のすばらしいコレクションを所蔵する、ネオクラシック調の建物がすてきなアリアナ美術館にもぜひお立ち寄りください。
国際連合欧州本部は、1 年を通して平日は毎日開いています。夏季には土曜日も開いています。見学ツアーは少額の料金が必要で、15 か国語に対応しています。ジュネーブの中心部に位置し、バス、トラムまたは電車で簡単に行くことができます。入場の際は有効な身分証明証が必要ですので、忘れずにお持ちください。