熱帯ドリームセンターは、海洋博公園内にあるガラス張りの色鮮やかなパラダイス。この南国の楽園では、一年を通じて世界中の美しいランの花を見ることができます。3 つの巨大な温室には、地面を覆うように咲く小さな品種からゴージャスな南国らしい花まで、2,000 種類を超えるランが育てられています。そのほかにも、アナナス、スイレン、ヤシ、果物の木など、さまざまな熱帯や亜熱帯の植物を見ることができます。
熱帯ドリームセンターの入口で地図をもらって、緑の葉が生い茂る庭園の散策を始めましょう。大きな温室と、池のある広大な屋外の庭園があります。舗装された歩道を進むうちに、気付けば植物の楽園の中へ。オレンジやピンクのブーゲンビリアに、端正なツバキ、アザレア、シャクナゲも咲いています。
温室の一つに足を踏み入れれば、そこはバビロンの空中庭園のような緑のオアシス。美しいテラコッタの植木鉢にはランが植えられ、ピンク、黄色、赤の花々が咲き乱れています。南米の植物が光に向かって伸び、大きな花を咲かせているかと思えば、特別な植木鉢には繊細で珍しい植物が育てられています。目がくらむほど美しい花々の上には、生い茂る着生植物やシダが育ち、生き生きとした植物の壁のよう。
次の温室に入ると、アイリスやアナナスを観賞できます。頭上には背の高いヤシが繁ります。温室の中には、スイレンなどの水生植物が浮かぶ静かな池もあります。音声ガイド装置をレンタルすれば、展示されている植物についてさらに知ることができます。また、案内所では毎日無料のガイド付きツアーも行っていますので参加してみましょう。
広々とした芝生に戻ったら、草の上でのんびりしましょう。外の池の近くには小さなテントがあり、そこから広々とした庭園の景色を楽しめます。またレンガ造りのらせん状の塔に登ると、最上階に展望台があります。センター内にはレストランやカフェもあるので、食事もできます。
熱帯ドリームセンターは、国頭郡の山川地区にある海洋博公園内にあります。沖縄美ら海水族館から徒歩で 15 分、遊覧車で 5 分ほどで行くことがきます。センターは毎日開園しています。入場料が必要です。