蓮池潭の近くにあるこの豪華絢爛な建物を見に行きましょう。鮮やかに彩色された龍をはじめとする中国の伝説上の生き物たちが迎えてくれます。
17 世紀に建てられた天府宮は、壮大な蓮池潭の数ある見所のひとつです。また、左営区にある巡礼地の中で最も人気のある場所のひとつでもあります。建物を飾るのは、古代中国神話に登場するさまざまな生き物や人物です。龍や戦士のほか奇妙な生き物などが、建物の角にそれぞれ飾られています。
伝統的な中国の図案や模様が施された威厳のある正面部分にもご注目ください。その上には白いバルコニーと赤い上層がそびえます。正面手前にある階段を上ったところにある堂々とした 2 本の柱をご覧ください。双方の柱の上には獅子の像が乗っています。建物を見上げると、多彩な装飾が施されたオレンジ色の屋根が目に入ります。さまざまな興味深い飾りの中から、お気に入りを探してみませんか。
続いて、3 枚の黒い扉のひとつを通って中に入りましょう。内部では、記念の品や芸術作品を通して天府宮の歴史に触れることができます。階段を上がって窓の外を見ると、蓮池潭の美しい眺めが広がっています。
市営レンタサイクル貸出場所 (高雄市公共脚踏車租賃站) で自転車を借りて、街の中心部にある広大な湖の岸辺の小道に沿って走るのもおすすめです。蓮池潭のほとりに点在する、龍虎塔や春秋閣などの興味深い寺院を巡ってみましょう。洲仔湿地公園で湿った沼地を歩いてみるのもいいでしょう。
天府宮の名称は、英語では「wealth and riches (富と財産)」と訳されています。1660 年の建立以来何度か修復され、本来の様子を現代まで残し続けています。
天府宮は蓮池潭の西岸にあり、龍虎塔からは北におよそ 700 m (0.5 マイル) の距離です。新左営の鉄道駅がすぐ東にあるほか、バス停も周囲に多数あります。地下鉄の左営駅からは、西に向かって徒歩で 20 分です。