魅力的な 18 世紀の宿舎だったザ ヒメネス ファティオ ハウスでは、セント オーガスティンの歴史を垣間見ることができます。それぞれの客室には、修復され当時の姿を再現した調度品が備わっています。ビジター センターには、4 世紀前にまでさかのぼる芸術品やインタラクティブな学習用ディスプレイが展示されています。18 世紀末のものがそのまま残る戸建のキッチンは必見です。
ザ ヒメネス ファティオ ハウスは 1572 年から住居として存在しており、米国でも最も長い間継続して使用されている用地のひとつに挙げられます。現在の建物は、1798 年から 19 世紀の大半に渡って経営されていたコロニアル様式の宿舎を復元したもの。この地域の考古学的調査では、さらに以前の発掘品が見つかっており、博物館やビジター センターで見学することができます。
邸宅内に入ったら、さまざまな客室をじっくりと見学しましょう。「船長の部屋」は、この地域で運航されていた蒸気船の操縦士のものでした。「砲兵将校の部屋」の壁には、軍服や当時の様子を物語る品々が展示されています。このほか「芸術家の部屋」や、病弱な女性および年配の女性のための「か弱い婦人の部屋」もあります。各部屋では、ベッドの下の寝室用便器や客間の模様入りじゅうたんなど、時代物の調度品をお見逃しなく。
同地域で唯一の現存例とされる戸建キッチンも忘れずに見学してください。当時の様子を復元した洗濯場も一見の価値があります。
さまざまな発掘作業で発見された現地の出土品が展示されているビジター センターも訪れましょう。16 世紀にさかのぼる香水瓶や用具、陶器などが集められています。この邸宅の歴史を解説するビデオやインタラクティブな展示も見学できます。
ザ ヒメネス ファティオ ハウスは、セント オーガスティン中心街の中央に位置しています。火曜日から日曜日まで開館しており、少額の入場料がかかります。