正午に大砲が打ち上げられることで知られるシグナル ヒル。日曜日と祝日を除く毎正午に大砲の音が街中に響き渡るようになったのは、19 世紀前半。丘に登ると絶景を展望できるほか、大砲を撃つ瞬間を見ることができます。

寄港する船と交信するために、ここで旗が使用されていたことから、シグナル ヒルと名付けられたこの場所での午砲が始まったのは 1902 年のこと。元は、テーブル湾に停泊している船の時計を合わせるために、17 世紀に建てられた要塞キャッスル オブ グッド ホープの砲台で大砲を打ち上げたのが始まりです。

丘に登ると、大砲に火薬を込めて着火する様子を見ることができます。大砲を撃つ 30 分前に到着すれば、ケープ タウンで長年受け継がれてきたこの習慣の歴史を聞くことができます。この大砲を管理している南アフリカ海軍の説明によれば、大砲は、予備を含めて 2 台あり、1795 年にイギリスがこの地を侵略する際に持ち込んだもの。毎日使用されている現役の鉄製大砲では、世界最古のものであると考えられています。

大砲を撃つ瞬間を見学したら、テーブル湾に面した港町と大西洋を一望する素晴らしい景色を満喫しましょう。平坦な丘の頂上には、ピクニック スポットが数多くあり、飲み物やお弁当を持って行けば、ピクニックも楽しめます。

シグナル ヒルは、ケープ タウンの中心地から車ですぐの場所にあり、足腰に自信があれば、いくつかあるコースでハイキングが楽しめます。また、シグナル ヒルから隣接するライオンズ ヘッドまでのハイキング コースもおすすめです。

シグナル ヒルは入園無料。またシグナル ヒル ロードの端に無料のパーキングがあります。街からの公共の交通手段はありません。