市の主要な港の上にそびえる歴史的な要塞から、基隆の街と海を見渡しましょう。
獅球嶺は、基隆の周辺に点在する他の要塞よりも高い位置にあり、港を守るために造られました。山から採った岩で造られた清王朝時代の堅固な遺物は、保存状態が良好です。敵軍を撃退するのに有利となる、大きな丘の上に建てられています。
要塞から、市街全体を収めた写真を撮ってはいかがですか。海、港、足元に広がる市街地がきれいに見え、街を取り囲む緑の山々の眺めも美しいものです。石造りの要塞の周りを探索しながら、1800 年代後半にここで防護にあたった兵士の心情を想像してみましょう。小さな階段を上がって建物の一番上まで行き、周囲の植物が織りなす色彩豊かな景色をお楽しみください。
ここは、清王朝時代のもので現存する唯一の要塞です。水平線の向こうに最後のきらめきを見せる夕陽を見ながら、新王朝の終焉についての知識を深めましょう。日が落ちると、港の周りのエリアはきらきらと輝きます。
この要塞が建設されたのは 1884 年のことで、フランス軍の海からの侵攻を防ぐのが目的でした。修復工事を経て、当時の優れた外観を取り戻しています。山には、中国初の列車を通すために造られたトンネルもあります。
要塞は入場無料です。鉄道トンネルの内部は立ち入り禁止ですが、そのほかのエリアはいつでも開放されています。
高雄港の南に位置する獅球嶺砲台の丘のふもとまでは多数のバス路線が運行しています。港から要塞までは約 4 km (2.5 マイル) の道のりで、所要時間はおよそ 10 分です。ふもとから要塞まで徒歩で登るには 20 分ほどかかります。道に迷いやすいので、詳しい道順を地元の人にたずねるか、ガイドで確認しておきましょう。