スコット記念塔 ツアーとアクティビティ

スコットランド文学界の伝説的存在、スコットランドで最も著名な作家、ウォルター・スコット卿 (1771～1832 年) を称えて建てられたスコット記念塔は、ビクトリアン ゴシック様式で建設した塔で、高さは 60.9 m (200 フィート)。作家を記念した記念碑としては世界最大とされています。スコットの死後、最も世界中に名の知れた市民の記念塔を市が立てるべきだとの気運が高まり、1840 年着工の記念碑は 1846 年に一般公開されました。287 段の階段は一気に歩くのではなく、途中途中にいくつかある展望台で止まり、絶景を楽しみながらたどりましょう。ただし、最高部にいくには狭くて急なラセン階段を上る必要がありますのでご注意を。ここへはエディンバラの全景を眺めに来る人がほとんどですが、せっかく登るのなら、一歩一歩、この壮麗な建築のディテールを味わっていってください。ここにはスコット卿の著作に登場する 64 種類のキャラクターが彫像となって配置されていますが、ぜんぶ見つかるでしょうか。この記念塔の足元、4 本の列柱の間に、愛犬マイダを連れたサー ウォルター・スコット卿を刻んだ、白亜の大理石像が建っています。ゴシック建築に付き物のグロテスクなガーゴイル像を見つけてみてください。 この記念碑とサー ウォルター・スコット卿については、1 階の美術館室に作家スコット卿の生涯を解説した小規模展示があり、そこで学べます。あまりのすばらしさに、ため息が漏れるようなステンドグラスの窓が 4 カ所ありますので、ぜひご覧ください。ステンドグラスに描かれているのは、エディンバラの紋章、スコットランドの紋章、スコットランドの守護聖人・聖アンドリュー、エディンバラの守護聖人・聖アエギディウスです。スコット記念塔はプリンセス ストリート東部にあり、どの公共交通機関を使っても楽に来られます。 スコット記念塔は毎日公開されています。公開時間帯は時期によって異なるため、エディンバラの美術館や博物館の共通公式ウェブ サイトでご確認ください。記念塔は車いす対応が施されていません。