歴史的な建築やギフトショップが点在し、ロマンチックな路地が魅力的なラッセルの街。海辺のカフェはゆったりとした雰囲気です。ニュージーランド最古の建物を訪ねたり、マオリ族の居留地や捕鯨基地として栄えた歴史を発見したり。地元の魚を使った料理が自慢の高級レストランも。夕食前には崖の周辺を歩いて、すばらしいサンセットを満喫しましょう。
かつてコロラレカと呼ばれたラッセルに、ヨーロッパから捕鯨者たちが最初に入植したのは 19 世紀初頭のこと。ニュージーランドで一番古い「パケハ」(ヨーロッパ系白人) の街でもあります。捕鯨者や船乗りがあふれ、治安の乱れた時代には、「太平洋の地獄」と呼ばれたことも。現在は、植民地時代の建物や居心地のよいレストランが建ち並び、穏やかな雰囲気。ニュージーランドでも人気の高い滞在先の 1 つです。
ラッセル博物館では、船乗りの生活や先住民のマオリ族とヨーロッパ系入植者が繰り広げた戦いなど、当時の様子を知ることができます。博物館には、キャプテン クックが南太平洋の探検航海に使った船、「エンデバー号」の模型など、好奇心をかき立てる展示も。街の歴史に興味がわいたら、ニュージーランドでもっとも古い工場跡、ポンペリエ ハウスを訪ねてみましょう。この歴史的な建物は 1841 年の建造。印刷機や革なめし機は当時のまま残り、今も現役で動いています。近隣には 1836 年に建築された、ニュージーランド最古の教会もあります。
通りを散策すれば、愛らしい植民地時代の建物が目にとまります。ギフトショップでのおみやげ探しも楽しいもの。歩き疲れたらカフェでコーヒー ブレイクを。
ラッセルを訪れるにはフェリーが便利。車ではかなりの迂回が必要になります。パイヒアからフェリーに乗って短い旅を楽しみましょう。イルカの姿もお見逃しなく。
ラッセルはニュージーランド島の湾内にあり、年間を通して温暖な気候。いつ訪れても心地よい時間を過ごせます。ゆったりとした雰囲気と歴史ある趣のラッセルには、さまざまなタイプの宿泊施設があります。豪華なホテルに泊まってみるのも、海を渡ったパイヒアで手頃なロッジを探すのも、どちらもおすすめです。