ルクセンブルク フィルハーモニーは、ジョセフィーヌ シャルロット大公妃コンサートホールとも呼ばれる流麗な設計の公演会場です。ルクセンブルク市でも指折りの素晴らしい景色を誇るキルヒベルク地区に位置しています。建築家クリスチャン ド ポルザンパルクが手がけ、2005 年に開館したこのホールは、ルクセンブルク フィルハーモニー管弦楽団の本拠地でもあります。世界各地からさまざまなアーティストがツアーを公演しに来場します。そうしたコンサートを堪能するのはもちろん、ルクセンブルク フィルハーモニーの優雅な建築を眺めるだけでも十分ここに訪れる価値があります。
823 本もの白いスチール製の円柱から成るファサードを抜けて、グランド オーディトリアムへ。無数のランプに照らされた階段、歩道を通って、玄関から講堂に進みましょう。グランド オーディトリアムは 1,500 人収容可能で、最高級の音響設備が整い、オーケストラやアンサンブル、声楽隊の公演を存分に楽しむことができます。6,768 本のパイプ オルガンで演奏されるオルガン交響曲は圧巻です。
本館の外、チケット売り場の隣にある貝殻型の室内楽ホールでは、より落ち着いた雰囲気で演奏を鑑賞できます。
3 つ目の演奏スペースは、エスパス デクーヴェルト (ディスカバリー センター) と呼ばれる地下ホールで、電子音楽や実験音楽の公演に使用されています。このモダンなスペースでは、映画やビデオ アート、ドキュメンタリー映像の上映会が行われます。ワークショップや子どもたち向けの特別イベントも要チェック ! ここで開催される毎年恒例のフェスティバル各種もお見逃しなく。11 月のレイニー デイズ現代音楽祭やルクセンブルクのテアトル ド ラ ヴィルとのコラボ イベントであるルクセンブルク フェスティバルなどは、中でも人気のイベントです。
フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語のガイドツアーでは、一般公開されていない豪華なエリアへも入ることができます。館内には 2 軒のレストラン施設もあります。コンサート前に高級ディナーを堪能したり、ロビー バーで観劇の前や後に軽食とドリンクを楽しんだりしましょう。
ルクセンブルク フィルハーモニーは旧市街のキルヒベルク地区にあり、トロワ グラン広場を見下ろしています。ツェンゲン要塞やジャン大公近代美術館 (MUDAM) からはすぐの距離です。ローカル バスのバス停も近くにあり、大変便利です。訪問時のプログラムの確認やチケットの予約は、公式ホームページまたは現地のチケット売り場でお手続きください。