パウル・クレー美術館は 2005 年に開設された美術館で、スイスとドイツの画家たちの作品を多数収集しています。緑したたる自然の山野によく合う波型形状を 3 つの倉庫に与え、キュービズム、超現実主義、表現派の上質な作品を集めて収めた美術館です。イタリアの建築家レンツォ・ピアノは、最新の美術館建築を自然の丘陵地とよく合う波型で設計しました。
展示会場の倉庫の前に広がる緑の空間は、広々としており、穏やかな雰囲気に満ちています。ずっと先まで緑の草地が続く風景を満喫しながら通路を歩き、歴史あるベルン中心街のせわしない活気とのコントラストを楽しみましょう。巨大なアーチを描く柱とガラスで構成されたファサードには、計算しつくされたモダニスト建築の妙味があります。
パウル・クレーの多彩な芸術作品をたっぷりとご覧ください。この美術館は全クレー作品の 40% を所蔵しています。テーマは一年を通じて随時変更され、自然など、多種多様なトピックが取り上げられています。建物の窓ガラスを通った太陽の光が作品にどう当たっているかをご覧ください。
各作品の技術や文脈に興味が湧いたら、ガイドがコレクションを開設するツアーに参加することもできます。お子様は地下にある子ども向けアクティビティ エリアで絵の描き方を教わることもできます。休憩に最適のカフェ、絵画や主だった芸術家の解説書を扱う書店も併設されています。
パウル・クレーは 1940 年に 61 年の生涯を閉じましたが、それまでに数千点のアート作品を物しました。義理の娘が自分の相続分から約 690 点のアート作品をこの美術館に寄贈しました。
美術館には入館料がかかり、月曜日休館。それ以外の曜日の日中は毎日開館しています。
パウル・クレー美術館は市街中心部から 3.2 ㎞ (2 マイル) で、さまざまな交通手段を利用できます。周辺にはいくつかの公園と広大な墓地があります。旧市街からは 15 分間ほどバスに揺られると着きますが、現地には広い駐車場があるため、車でも来館可能です。