この広場では、王宮や寺院、祠堂が立ち並び、細やかな彫刻もいたるところで見られます。ネパールでも最高に魅力的な見どころです。
パタンのダルバール広場では素晴らしいネワール建築を見ることができ、とても印象に残ります。古い寺院で、壮大な芸術に触れてみましょう。祠堂にお供えする巡礼者を見学したり、色鮮やかなお祭りに参加したりするのもよいでしょう。
ユネスコの世界遺産に登録されているパタンのダルバール広場は、古都パタン (ラリトプル) の中心として栄えてきました。ここは、仏教徒にとってもヒンドゥー教徒にとっても宗教的に非常に重要な場所。
時間があれば、広場に立ち並ぶ美しい寺院を見学してみましょう。造りが精巧な三層のクリシュナ寺院へ。マハーバーラタ戦争の神話に基づく彫刻が施されています。ヴィシュワナート寺院では、ゾウの頭を持つ神ガネーシャの彫刻を見学。ビムセン寺院の金色に輝くバルコニーは見ているだけで時の流れを忘れるほどです。スンダリ チョークを見学。中庭がくぼみになっていて、繊細な木工細工で飾られています。
広場の東側には旧王宮。中に入ると、3 つの中庭、寺院、祠堂があります。寺院の階段に腰を下ろして、宗教音楽や響きわたる読経に耳を澄ましてみましょう。
パタン博物館では、アジア芸術の展示を鑑賞。ヒンドゥー教と仏教の彫像やパタンの 17 世紀の王座が展示されています。
広場はいつも活気にあふれていますが、祭事ともなるとひときわにぎやか。モンスーンが終わって開かれるティージ祭りでは、赤色の衣装に身を包んだ女性たちが、シヴァやパールヴァティーの神の生涯を祝って、歌い踊り続けます。クリシュナ寺院では、お釈迦様の生誕を祝うブッダ ジャヤンティ祭りが 5 月に開かれます。
パタンのダルバール広場は、ラリトプルの歴史的な中心地。街のあらゆるところから徒歩でアクセスできます。カトマンズからは、タクシーが便利。または、ラトナ パークからパタンの街の入口までバスを利用できます。
広場の入場は有料となっており、街の入口で支払うことができます。追加料金を払うと、パタン博物館にも入場できます。広場の見どころの多くは神聖な場所です。ふさわしい服装で礼儀正しく行動してください。