オーストラリア国立美術館は、国内最大の美術館です。世界のアボリジニ芸術の最も広範なコレクションを含め、1 万 6,000 点以上の作品を所蔵しています。また、アジア中から集められた伝統的な作品及び現代アート作品、欧米のアーティストによる彫像や絵画、またオーストラリアの植民地時代から今日に至るまでの作品もあります。
アボリジニおよびトレス諸島のギャラリーを歩きながら、さまざまな媒体による 7,500 点以上の作品を見てみましょう。丸太の棺として知られる、色を塗った 200 本の木の幹が、アボリジニ記念館のトレードマークです。ここはオーストラリア建国 200 年を記念して作られ、木の幹 1 本はヨーロッパによる植民地支配の 1 年を表しています。続いて、中央オーストラリアの名高いパプンヤというコミュニティによる砂漠の絵画、5 つの織物、国内中から集められた樹皮絵画などを見てみましょう。
アジアン コレクション コーナーは、中国、日本、インドなどから集められたアートを展示しています。東南アジアの仏像や新石器時代の工芸品のほか、インド亜大陸のヒンドゥ教やイスラム教の彫刻を見ることができます。インドネシアの織工による手の込んだ織物作品をご覧ください。東アジアおよび中央アジアギャラリーには、伝統的な木版画や陶磁器があり、太平洋セクションには、メラネシアやポリネシアのさまざまな彫像や作品が展示されています。
次に、ヨーロッパおよびアメリカン コレクションで、ピカソやモネの作品、ロイ・リヒテンシュタインやアンディ・ウォーホルのポップ アート、ダダやシュルレアリズム絵画、欧米大陸の現代アート作品などを見てみましょう。オーストラリア ギャラリーには、植民地初期の絵画やオーストラリア印象派絵画、現代絵画および抽象画、デコラティブ アート、そしてさまざまな媒介による現代アート作品があります。
オーストラリア国立美術館は、パークス プレイスのバーリー グリフィン湖に沿いにあり、国立図書館やクエスタコン、国会議事堂からも歩いてすぐです。美術館周辺は駐車場が限られているため ACTION バスをご利用ください。停留所は歩いていける距離にあり、キャンベラの主要な見どころを結んでいます。バスはセントラル ビジネス地区から利用できます。
美術館はクリスマスを除き、毎日開館しています。常設展は入場無料ですが、特別展はたいてい別料金がかかります。