潘家園旧貨市場は、北京で最も規模の大きな骨董市場。1 日に 50,000 人もの人々が、数百の露店で売られる珍しい雑貨、芸術品、骨董品、収集品などを目当てにやって来ます。買い物をする予定がなくても、ぶらぶらとのぞいて回るだけでも楽しめるはず。
この市場は、どの時間に行ってもにぎやか。売り手が商品を片手に、商品にまつわる来歴を語っている姿がどこでも見られます。お目当てのものが決まっているなら、早朝に訪れるのがおすすめ。お宝を見つけるには最適の時間です。
値段交渉は念入りに。最初の言い値で買わないことをおすすめします。中国の市場では値切りは当たり前。ここ潘家園も例外ではありません。熱心に粘り強く、ただしあくまで気持ちの良い態度で、買い物の駆け引きに挑戦してみましょう。買い物をする前に市場を一通り見て歩いて、似たような品物の値段を比べておけば、どの程度まで値引きの交渉ができるか把握できます。
市場は 48,500 ㎡ という広大な敷地にあらゆる品物がひしめいています。中国の絵画から書道の道具、伝統的な中国の楽器、時代物の家具まで、ありとあらゆるものを見つけることができるでしょう。ここでは、回族やミャオ族、朝鮮族、満州族など少数民族による手工芸品もよく見かけます。他には、宝石類や翡翠を扱う小規模な店も。おみやげとして、かつての中国のプロパガンダ広告や、美しい陶製品などを買ってみてはいかがでしょうか。繊細な紙の工芸品や、布製品、小さな銀製品などは、スーツケースの隙間に入れられます。
潘家園旧貨市場は朝陽区に位置し、潘家園橋のすぐ西側にあります。アクセスには地下鉄が便利。潘家園駅から市場までは歩いてすぐです。市場は毎日開いていますが、出店数が最も多くにぎやかになるのは週末です。市場には早い時間に行くことをおすすめします。いいものは早い者勝ちです。