蒼龍門は、水原華城の四大門の 1 つです。1795 年に建設されて以来、広大な水原華城の東側を外敵から守ってきました。門をじっくり鑑賞すると、強固な軍事施設であると同時に、革新的なデザインが取り入れられていることにも気付くでしょう。レンガを使った堅牢な構造ながら、伝統建築のエレガントな雰囲気も備えています。
水原華城を観光する一番良い方法は、石造りの高い城壁に沿って巡ること。途中、さまざまな史跡に出会えます。オーディオガイドを利用したり、ウォーキングツアーに参加したり。もちろん自分のペースで回るのも良いでしょう。門や見張り塔、稜堡など、見どころはたくさんあります。ウォーキングツアーの多くは、南門 (八達門) からスタートします。そこから反時計回りに回ると、最初の見どころが蒼龍門になります。
蒼龍門にはさまざまな特徴があります。大きな平屋の建物の構造には石レンガが使われています。門の中央にある背の高い石製のアーチは見事。第一線の防御手段として造られた、甕城 (おうじょう) と呼ばれる半月形の壁も見どころです。二重のアーチにも注目しましょう。それぞれ、外側の壁と内側の壁につながっています。蒼龍門のデザインは西門と似ています。ほかの門に比べ、ほとんどの彫刻が手付かずの状態で残されているところも、この門の素晴らしいところです。門には銘板も残っています。刻まれた文字を読み取ってみましょう。門の大部分は 1950 年代の朝鮮戦争で損傷してしまいましたが、1975 年に細部まで修復されました。
ガイドツアーに参加すれば、このエリアの歴史についても聞けるかもしれません。李氏朝鮮時代には、門に隣接するエリアで軍事演習が行われました。近くには矢場もあるので探してみましょう。
蒼龍門は水原華城の東側にある主要門。入場料を払って水原華城に入り、この門を訪れましょう。水原華城は年中無休です。水原華城の西側にあるビジターセンターに寄れば、ウォーキングツアーやオーディオガイドに関する情報を得ることができます。