オスロ オペラハウスは、14 世紀初頭以降ノルウェーに建てられた文化施設の中で最も規模が大きく、3 つのシアターと 1,000 室以上の部屋が入っています。ここで上演される演目はもちろん、ガイドツアーに参加して建築物のすばらしさもご堪能ください。
この建物の秀逸なデザインの特徴は、オスロ フィヨルドの海面から急角度で突き出た屋根にあります。屋根の上は公共の広場となっていて、夏には日光浴やピクニックを楽しみにたくさんの人が訪れます。
建物の中に入ると目を奪われるのが、オーク材で作られた「波の壁」です。4 階まで達する大きな壁で、オペラハウスの 3 つの劇場を囲っています。また、館内は 8 つのアート プロジェクトによって装飾されており、中でもオラファー・エリアソンが手掛けた穴のあいた壁とくしゃくしゃにしたアルミホイルのような大劇場のどん帳は必見です。
館内とバックステージを見学し、オペラとバレエがどのように上演されるのか学べる 50 分間のガイドツアーもおすすめです。大劇場に立ち、衣装製作所を訪れ、複雑な舞台セットの塗装現場を見学することができるので、ぜひご参加ください。ガイドツアーは毎日行われていますが、予約が必要です。リハーサル風景を見学できるツアーもあります。料金などの詳細はオペラハウスのホームページでご確認ください。
オペラハウスは、開放感と親しみやすさを特徴として建設されているので、ツアーを予約しなくても、裏側の一部をのぞくことは可能です。帽子と仮面のセクションや裁縫室など、バックステージの大きな窓は一面ガラス張りになっていて、中が見えるようになっています。
オペラやバレエを鑑賞する際は、始まる前にオペラハウスの教育センターにぜひお立ち寄りください。幕が上がる 1 時間前に上演作品を紹介するプレゼンテーションが開かれ、作品への理解を深めることができます。プレゼンテーションの所要時間は約 30 分です。
オスロ オペラハウスは、中央オスロの臨海地域、ビョルヴィカ地区に位置します。訪れる人の多くが国鉄 NSB のオスロ中央駅で降り、歩道橋を渡ってオペラハウスに向かいます。オペラハウス周辺の通りには駐車スペースがあり、市街には公共の駐車場があります。オペラハウスの北側のオペラ通り沿いにはお身体の不自由な方専用の駐車場があります。上演作品のスケジュールやチケットの価格はオスロ オペラ ウスのホームページでご確認ください。