ニュー トレチャコフ美術館 - 近代美術館 ツアーとアクティビティ

ニュー トレチャコフ美術館 - 近代美術館 フィーチャー アート と 屋内の眺め
この美術館には、宝物とも言える、ロシアの現代美術の作品が多数展示されています。

モスクワのニュー トレチャコフ美術館は、20 世紀のロシア芸術の発展に貢献してきました。多岐にわたる作品のコレクションは、その時代のさまざまなジャンルの芸術の素晴らしさを伝えてくれます。カジミール マレーヴィチやワシリー カンディンスキーなど、影響力のある芸術家の独創的な作品を見てみましょう。

この美術館は、モスクワにいくつも施設を持つ、トレチャコフ美術館に属するギャラリーの 1 つです。創設者はビジネスマンのパーヴェル トレチャコフで、彼は 1892 年、自分の持っている作品コレクションをモスクワに寄贈しました。クリムスキー ヴァル通りにあるニュー トレチャコフ美術館では、1986 年から作品を展示しています。この美術館のコレクション数は 17 万点余りだということです。

この美術館に行くには、まず戦没者記念公園へ行き、その中にあるセントラル ハウス オブ アーティスツを探してください。美術館は、公園の中にある巨大な箱型の現代的ビルの中に入っています。公園の中には共産党時代のおもしろい彫刻がありますので、見ながら行くと良いでしょう。

ギャラリーの中には、ロシア前衛派の 20 世紀芸術もあります。この機会にぜひ、抽象芸術の先駆者の作品をいろいろと鑑賞してください。カンディンスキーの「コンポジション VII」やマレーヴィッチの「黒の正方形」など、有名な作品が多数あります。

勤勉な共産党員を称えるソビエト連邦の公式芸術、社会主義リアリズムについても見てみましょう。社会主義リアリズムの作品は国の気風を浮き彫りにすると同時に、ロシアのこの時代を未来に残す役割を果たしています。作品を見ると、社会主義の夢を追いかける男性たち、女性たちが描かれています。男性は筋肉隆々で野外で働き、女性は農場で精を出しています。公式芸術に背いていた芸術家もいます。そういった芸術家の作品には曖昧さがあり、ソビエトの正統派、社会主義リアリズムの作品とは対照的です。

そういった時代以降から現在にかけての芸術も見られます。合わせて鑑賞することで、現代アートがどう進化してきたかがよく分かります。

ニュー トレチャコフ美術館は地下鉄のゴーリキー駅で下車すると、すぐそばです。開館日は火~日曜日で、入場料が必要です。

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