1904 年に設立されたネバダ歴史協会は、「銀の州」と呼ばれるネバダ州で最も古い博物館です。先史時代やヨーロッパ人の入植と彼らが直面した問題、今のネバダを形成するギャンブル産業と鉱業など、コレクションの分野は多岐にわたり、
ネバダの歴史をたどることのできる常設展示場が 2 つ設けられています。「ネバダ: プリズム アンド パースペクティブ」展では、違うけれど相互に関係のある 5 種類の暮らしをたどっており、ネバダ州先住民族、金鉱労働者、旅行者、ギャンブラー、国家公務員など、ネバダを形作った人々を紹介しています。もう 1 つの「ビゲスト リトル シティ イン ザ ワールド (世界で一番大きい小都市)」展では、この地域の豊富な資料や興味深い物語を通してリノの歴史を紹介しています。
アメリカ先住民族の工芸品や玩具、初期の探鉱用器具など、貴重な品々をゆっくりとご観賞ください。カジノのお土産、イカサマに使う道具、初期のネオン看板、ショーガールの衣裳などを展示し、リノのギャンブルの歴史を伝えるエリアも必見です。また、「シックス レッグド (6 つ足の) ダン」と「ツー ヘディッド (双頭の) スリム」という名の付けられた、結合双生児の仔牛の剥製も飾られているので探してみましょう。少々気味が悪いと感じるかたもいらっしゃるかもしれませんが、60 年以上前からこの博物館に展示されており、常に子供たちに愛されてきました。
常設展の他には定期的に内容が入れ替わる特別展が開かれます。この博物館は地元の芸術家の支援に特に力を入れていることから、上質な美術品や映画が展示されることもあります (開催中の展示会についてはホームページをご覧ください)。
また、ネバダ歴史協会は、原稿や文書、書籍を保管する大規模な図書館を管理しています。写真だけでもおよそ 30 万点を数え、ゴーストタウンから原爆実験まで、さまざまなテーマの作品が所蔵されています。
館内にはミュージアム ストアが併設されており、地元の美術品、宝飾品、ネバダに関する書籍やお土産が売られているので、ぜひのぞいてみてください。
ネバダ歴史協会は、ネバダ大学リノ校のキャンパスにあるフライシュマン プラネタリウム & 科学センターの近く、リノの市街地から北に車でおよそ 5 分の場所に位置します。協会の隣に無料の駐車場があります。市街地からは無料のシエラ スピリット バスも運行しています。
協会は州の祝日をのぞいて、水曜日~土曜日まで営業しています。