展示数 4,500 点を超える自然史ゾーンで生命の旅について振り返った後、人類史に入り、古文書や土器、祭りの変遷などを見学します。北九州市立いのちのたび博物館は、3 つの独立した市営博物館が一体となった施設であり、内容も豊富です。北九州の旅のはじめに訪れると、その後の旅程の楽しみも深まります。
地球の誕生と古生代の歴史を取り上げたエリアでは、一気に 38 億年の時をさかのぼります。さまざまな生物の種が誕生し、進化していった様子を実物の古生代の化石を見ながら学びましょう。中生代の展示ではティラノサウルス、ステゴサウルス、トリケラトプスの骨格標本を見ることができます。さらに新生代に進んで 5,000 万年前のブロントテリウムに出会いましょう。
エンバイラマ館では数百万年前の北九州を見ることができます。大昔に絶滅してしまった魚類、昆虫類、恐竜を臨場感のある CG 画像とアニメーションで再現しています。続いて生命の多様性館でたくさんの鳥類、ウミガメ、日本最大級のウバザメのはく製標本を見たら、
屋外の自然学習園で休憩して、「北九州の林」、「北九州の草原」、「岩石園」の 3 エリアを見て回りましょう。四季折々の植物や昆虫の様子を観察したら、屋内に戻り、博物館の残り半分を見学しましょう。
3 階にはカルチャーモールがあり、北九州の自然災害の歴史や天災を鎮める力があると信じられてきた神々、「小倉祇園」、「黒崎祇園」、「戸畑祇園」の北九州の 3 大夏祭りが紹介されています。
明治期の農家を再現した原寸大模型に入り、当時使用されていた道具類を見学しましょう。探究館では、日本の歴史を各時代の典型的な住居の模型と一緒に紹介しています。テーマ館では、彩文のある古墳や 13 世紀創設の寺院に伝えられてきた彫像など、古代遺物の展示を織り交ぜつつ北九州地域の歴史を紹介しています。
北九州市立いのちのたび博物館は、毎日開館しています。JR 鹿児島本線のスペースワールド駅から徒歩 2 分です。