モントリオール昆虫館は、モントリオール植物園で人気を博した昆虫の展示場による、小規模な資金集めのキャンペーンとしてはじまりました。現在は、25 万種以上の昆虫を展示する、北米最大の昆虫博物館となっています。
生きた昆虫が展示された常設展では、世界中から思わず目を引く珍しい昆虫が集められており、色々な種類のナナフシやカマキリ、タランチュラが飼育ケースの中で這いまわる様子を見ることができます。
巨大なカブトムシが集められたエリアには、大きいもので体長 6.4 cm (2.5 インチ) もあるカブトムシがいます。ピーコック マンティスもいるので、探してみましょう。この茶色いカマキリは、2 本の足で立ち、クジャク (ピーコック) の尾のように鮮やかな模様のした 2 枚の美しい羽を見せびらかします。
おススメの時期は、自然界が最も活発になる 9 月です。この時期になると科学者は、識別タグを付けたオオカバマダラの群れを昆虫館から放します。オオカバマダラは越冬のため、メキシコの山までおよそ 4023 km (2500 マイル) の距離を移動します。人間が知るなかで最も長い距離を渡る動物の旅立ちの様子を、ぜひご覧ください。
この昆虫館では他にもさまざまなイベントが催されます。ご自身の滞在中に行われるイベントについては、配布されているカレンダーでご確認ください。過去には、昆虫を試食するイベントが行われました。長年にわたって毎年行われてきた人気のイベントです。ギフト ストアでは昆虫の料理本が売られているので、購入して自分好みに昆虫を料理してみてはいかがですか ?
昆虫館には昆虫の標本も膨大にコレクションされており、蛾やチョウ、カブトムシの標本を見ることができます。特に必見なのは、熱心な昆虫学者、ファーミン・ラリベルテのコレクションです。ラリベルテの死後、昆虫館に寄贈されたコレクションの数は 10 万体にのぼり、その中には 80 カ国以上で採取された珍しい種類の昆虫が含まれています。
館内を見終わったら、気持ちのいい屋外の広場でリラックスしましょう。昆虫をテーマにしたプレイグランドでお子様を遊ばせてあげながら、ピクニック用のテーブルでくつろいだり、芝生を散歩したりして過ごすことができます。
モントリオール昆虫館は、モントリオール オリンピック公園内の、エスパス ポー ラ ヴィ複合施設の中の植物園の隣です。昆虫館の隣に駐車場があり、料金は一日制です。オリンピック公園の東側を走るピエール ド クーベルタン アベニュー沿いには、地下鉄駅が2 つあります。昆虫館への入場は有料です。