ミズーリ植物園は、植物学者、ヘンリー・ショウが 1859 年に設立した植物園で、アメリカで特に古い歴史があります。ダウンタウンの西に広がる 32 ヘクタール (79 エーカー) の庭園は、アメリカ屈指の歴史的ランドマークです。
ショウが 1849 年に郊外の家として建てて住んだ「タワー グローブ ハウス」は、数多くのショウの持ち物と一緒に復元されており、この家を取り巻く花と緑でいっぱいの「ビクトリアン ガーデン」、同じく敷地内の小さな植栽の迷宮、ハーブ園、温室、家の側に建つ、ショウが埋葬された霊廟 (れいびょう) とともに、おすすめの見どころです。
「タワー グローブ ハウス」の北には、5.6 ヘクタール (14 エーカー) の日本庭園「清和園」があり、園を特徴づける大きな池には、4 つの島が浮かんでいて、そのうちの 1 つには太鼓橋を使って渡ることができます。近くの「イングリッシュ ウッドランド ガーデン」には、ブルーベルとハナミズキが植えられ、「ババリア ガーデン」には、その名のとおり、本来ドイツに自生する花や植物が植えられています。
受賞歴もある「クリマトロン ドーム温室」の中には、熱帯雨林が隠されています。勢いよく生い茂る熱帯植物の間を散策し、屋内を流れる川を模した水槽で魚を探してみてください。家族連れへのおすすめは、温室の西側にあり、毎年ほぼ 4 ~ 10 月の季節限定で設置される「チルドレンズ ガーデン」。子どもたちが菜園や花畑で庭仕事を体験できます。
4 ~ 10 月は、30 分の解説付き路面電車ツアーが催行される時期でもあり、この無料ツアーでは、のんびり座ったまま、たくさんの情報を仕入れながら、園内を見て回れます。
植物園内では、一年中さまざまな催しが用意されており (最新のスケジュールは公式ウェブサイトでご確認ください)、2 ~ 3 月は 800 種類のエキゾチックな植物が一堂に会する「オーキッド ショー」、5 月は「チャイニーズ カルチャー フェスティバル」、労働者の日 (毎年 9 月第 1 月曜日) の前の週末には「ジャパニーズ フェスティバル」、5 ~ 7 月の水曜日の夜には野外コンサートなど、魅力的なプログラムが満載です。
ミズーリ植物園は、12 月 25 日以外、毎日開園しています。植物園全体の維持のため、少額の入場料がかかります。無料駐車場が併設されているほか、ここに停車するバス路線もいくつかあります。