立地から考えると安すぎるという感想です。ドゥオモ(大聖堂)まで徒歩5分ほど。モンテナポレオーネ通り南端のサンバビラ広場も同じぐらいの距離です。60番バスの停留所を降りると目の前がホテル。リナーテ空港を利用する場合は73番バスの停留所まで30秒です。周囲は商業地帯で商店が集まっていて屋根のある通路も多いです。徒歩5分ほどのところにスーパー「Carrefour Express」もありました(Googleマップではスーパーマーケットで検索しても出てきませんがカルフールで検索すると表示されました)。
鉄道駅(中央駅)の西口?から60番バスに乗れますが、終点San Babila駅で折り返した次の停留所です。北口?に出た場合は9番の路面電車に乗ってP.za Cinque Giornate停留所で60番バスに乗り換えた方が若干早いかも知れません。地下鉄の方がもう少し早いと思いますが昇降設備は未発達です(エレベーターは目にせず昼間のせいかエスカレーターが止まってたりもしました)。リナーテ空港の73番バスも路線バスなので90分€1.5(1日券€4.5)で乗れますが荷物置き場は狭いです。
部屋の設備は特に水回りで老朽化が始まってる印象は受けましたが広くて快適でした。予約時に14㎡と表記がありましたがもう少し広いんじゃないかと思ってます。無料WiFiは部屋全体が電波強度MAXなので各部屋にアンテナがあるのかも知れません。電灯は暗めのが分散されていて根元で一括で消せる仕組みがないため、外出時1つ1つ消さないといけないのは不便でした。あとは窓のカーテンが複数枚(6~7枚)をスライドさせるタイプで(ミラノ市内で窓を見上げると結構ありました)、そこは「シャーって1回で開けさせろ」とイラっとしました。
朝食はパンの種類も豊富で生野菜もあり、卵料理もスクランブルエッグの他に具の入った卵焼きがあります。キャンプに持っていくようなフリーズドライ?の米(RISO)もありました(リゾット用?日本人用?)。全自動エスプレッソマシンがあって頼むと係の人が注いできてくれます。いま思い返すと醤油が置いてあった気もします。モッツァレッラチーズやプロシュートハムが食べ放題なのもポイントが高いです。
周囲のホテルと比べて格安ですが値段以上の価値があったと思います。ミラノは初めてだったので正しく比較できませんが、それまで10軒ほどイタリア各地のホテルで泊まって、費用対効果は頭一つ飛び抜けてるホテルでした。