ここでは、スウェーデンの海軍だけでなく商船の歴史を良く知ることができます。入場料は無料。10 万点に及ぶ展示品の内、ボートや船のモデルが 1500 点ほど含まれており、船舶のモデルに興味がある人はもちろん、王立軍の軍艦や造船技術に興味のある方も楽しめること間違いなし。
まず最初は、戦闘態勢 (Battle Stations) の展示から。ここには、著名なスウェーデン人造船技師、Fredrik Henrik af Chapman によって建築された、17 世紀の船舶のモデルのほか、1943 年にドイツ軍の地雷によって沈没した Ulven 潜水艦の残骸などが陳列されています。また、造船 (Shipbuilding) 展示には、古くバイキング時代から 19 世紀まで、スウェーデンにおける造船技術が時代ごとに紹介されています。
スウェーデン王グスタフ 3 世が乗った船の残骸が見られる Amphion 展示エリアもお見逃しなく。船尾および王のキャビンの一部が、保存展示されています。船舶およびショッピング (Shipping and Shopping) 展示エリアでは、独自の交易ルートを考案したり、船舶の舵をとってみることもできます。Saltkråkan プレイルームでは、子供たちがショップオーナーになりきってみたり、蒸気船の舵をとって遊ぶこともできます。
また、仮設展示も要チェック。中でもオススメは、信仰、愛、そして希望 (Faith, Love and Hope) の展示エリア。船乗りたちが愛した 150 もの刺青デザインとそれぞれに託されたメッセージを見ることができます。
博物館の外には Djurgårdsbrunnsviken 湾や Djurgårdsbrunn 運河の全景が一望に広がっており、天気の良い夏のシーズン中はピクニックが楽しめる公園もあります。
Östermalm 地区の南に位置する海洋博物館へは、ストックホルムの中心街から車で 15 分。博物館入口の近くにはペイ アンド ディスプレー方式の駐車場があるほか、公共バスのバス停もあります。または、中央駅から Djurgårdsbrunn 運河沿いに徒歩でアクセスも可能。徒歩約 45 分ほどの距離です。
海洋博物館は、特定の祝日以外、火曜日から日曜日まで開園しています。閉館日については、博物館の公式サイトをご覧ください。入場は無料です。