長い伝統と受賞歴を持ち、イギリスの重要な絵画や彫塑、家族連れに好評な各種のアクティビティを無料で公開している美術館です。

マンチェスター市立美術館は、この地域で特に人気の文化施設で、毎年 40 万人もの人々が利用しています。展示を楽しめるように、豊富な情報が分かりやすく提供されているため、専門知識が無くても充分に楽しむことができます。また多数の体験型展示を子どもたち向けに用意すると同時に、世界にこの美術館の名をとどろかせ、目の肥えた美術愛好家さえじっくり検分したがる 19 世紀イギリス絵画の傑作もそろえています。1824 年開設のマンチェスター市立美術館は、現在 3 棟の建物で構成されていますが、もっとも古くから残る建物は、歴史的建造物として大切に保存されています。マンチェスター市立美術館は、これまでにいくつも権威ある賞を受けており、所蔵する美術品は 25,000 点を超えます。市が保有する重要美術品のほとんどがこの美術館で保管されており、膨大なコレクションは構成年代も多彩で、6 世紀分にわたっています。イギリスで初めてのラディカルな美術運動で、最高の知名度を誇るラファエル前派の世界を堪能してみませんか。少数の作品に的を絞って鑑賞するなら、マンチェスターの印象派画家、アドルフ・ヴァレットの人気作品はいかがでしょうか。中にはすぐ近くのアルバート広場を題材にした作品もあり、ヴァレットに師事したローレンス・スティーブン・ラウリーの作品と一緒に並んでいます。交替で催される企画展のプログラムや家族連れ向けのアクティビティの詳細については、事前に美術館の公式 Web サイトでご確認ください。マンチェスター市立美術館では、歴史的な作品から最先端の作品まで幅広く、あらゆる芸術媒体の特別展を実施しています。小さなお子さま連れの場合も、ワークショップや特別ツアーに参加できます。教育機関からの団体訪問も多いため、静かに鑑賞したい場合は、平日の午後遅めか木曜日の夜の来館がおすすめです。カフェで軽くワインを楽しみ、自分のペースで作品を眺め、ゲストアーティストの公演に聞き惚れてお過ごしください。マンチェスター市立美術館は市街中心部にあるため、駐車場は併設されていませんが、訪問時は公共交通機関を利用し、セントピーターズスクエアで下車して歩けばすぐ着きます。車の場合は、徒歩圏内にある有料のナショナルカーパークス (NCP) に駐車して、歩きましょう。美術館は車いすやベビーカーをご利用の方に対応した造りとなっています。美術館への入場と家族向けアクティビティーの大半は無料です。