マドンナ デル サッソーはロカルノ地域屈指の写真映えが得られる名勝のうえ、際立ってあつい信仰対象で、スイスのこの地方では最も有名な巡礼地とも言われています。森林で覆われた高い山の上から市街を見下ろす巡礼の教会は、この地域の宗教史や建築に関心がある人、ロカルノ市街が一番きれいに見える場所を求める人が吸い寄せられる名所です。
マドンナ デル サッソーには 500 年を超える歴史があります。この地域で最古のグループに属する建物を探訪しましょう。この教会の由来については、1400 年代後半に地元のフランシスコ派修道士が聖母マリアの姿を見たことから設立されたという説があります。歴史ある建物、ふんだんに施された内部装飾、教会最上部からの素晴らしい見晴らしをたどりながら、自分だけの巡礼を始めてください。
柔らかなパステル イエローの壁面と素焼きの屋根を地上から鑑賞しましょう。夏は教会の黄色い壁が緑濃い周辺の山野、ふもとの湖に映えて好ましく、12 月以降は一面の雪景色の中に鮮やかな色彩がともり見事です。
展望台の上は、この地域有数の写真撮影スポットです。この山村の写真をいろいろな切口で写してみてください。この教会からは湖畔にあるロカルノの町やスイス アルプスの姿がよく見えます。せっかくこの教会を訪れるなら、フレスコ技法で描かれた宗教画など、立派な壁面装飾をじっくりご覧ください。
マドンナ デル サッソーは、眺めの良いケーブル鉄道でロカルノ中心市街とつながれており、教会訪問の魅力の半分はこのケーブル鉄道にあったとする旅行者が大勢います。体を動かしたい場合は、散策道を歩いて登っても 20 分ほどで教会に着きます。マドンナ デル サッソーは、毎日訪問者を受け入れており、ケーブル鉄道は繁忙期には 15 分おき、冬季は 30 分おきに運行しています。