ブレーメン美術館は、街を代表する美術施設。ルネサンス期から現代までのヨーロッパ内外の優れた作品を展示しています。14 世紀の絵画作品、印象派の巨匠の作品、モダニズムの重要な作品を収蔵している他、現代のメディア アート コレクションも充実しています。街を囲んでいた中世の堀の土手沿いに立つブレーメン美術館。建物のファサードは、19 世紀中頃のデザインと 21 世紀の現代的な立方体デザインのコントラストが印象的です。周辺の環境も併せて、異なる時代の特徴が一同に集まっているようです。
ネオクラシカル様式のどっしりとしたメイン エントランスを通って館内へ。広範なコレクションを鑑賞しましょう。フィンセント ファン ゴッホ、クロード モネ、ポール セザンヌなど、19 ~ 20 世紀のフランス、オランダ、ドイツの画家たちの作品が充実。フランスのロマン派、ドイツの表現主義の作品も見ることができます。
版画や素描のコレクションにも注目しましょう。15 ~ 20 世紀にかけての作品を約 20 万点収蔵しています。ここには、エドガー ドガやアルブレヒト デューラーの作品も含まれています。
特徴的な幾何学デザインの現代的なウィング部分にも見どころはいっぱい。ジョン ケージ、オラファー エリアソン、ナム ジュン パイクなどのニュー メディア作品が見られます。企画展の内容もチェックしてみましょう。
ブレーメン美術館には英語のオーディオ ガイドも用意されています。少額で借りることができます。南側のウィングに併設されたレストランで一休みしたり、軽食で腹ごしらえしたりするのもおすすめ。美術関連の幅広い書籍や土産物なども売っています。
ブレーメン美術館は、古い市壁のアム ヴァル沿いに延びる文化通りに位置しています。美術館などの文化施設が集まっている通りです。アム ヴァルを散策しつつ、美術館に寄るのも良いでしょう。その際は、19 世紀の建造物や広大な公園、ブレーメン劇場なども見て回りましょう。美術館には、バスやトラムでアクセスすることもできます。ブレーメン美術館の定休日は月曜日。その他、クリスマス イブなどの祝日にも閉館となります。入場チケットを購入すると、館内のコレクションを鑑賞することができます。ただし、企画展は別料金が必要です。