華西門は水原華城の四大門の 1 つ。その巨大さだけでなく建築の美しさでも知られています。不規則に広がる城壁の中で、重要拠点でもあるこの門は左右対称の構造をしています。華西門周辺を歩くウォーキングツアーに参加しても良いし、堂々とした軍事設計と伝統の建築様式をじっくりと鑑賞するのも良いでしょう。
水原華城を巡るガイド付きツアーもありますが、自分で気に入ったスポットを歩いて回ることもできます。どちらにしても、18 世紀当時としては革新的な要素を取り入れて建築された西門は、少し時間を取って鑑賞することをおすすめします。軍事目的で造られたこの門は、強固であることはもちろんですがデザイン的にも魅力ある建築物です。石製のドアは「ムジゲ (虹)」として知られています。ドアを超えると、甕城 (おうじょう) と呼ばれる三日月型の壁がそびえます (防衛の役割)。華西門は東門の蒼龍門を真似て造られました。
門の基礎部分には硬い花崗岩が用いられ、屋根は伝統的な入母屋造りです。門の北側には、空心墩 (ゴンシムドン) と呼ばれる見張り塔があります。塔にはのぞき穴がいくつもあり、行き来がしやすいように階段でつながっています。守備兵が効果的に動けるように工夫が施されています。
歩いて城壁を巡るなら、南の八達門から出発して西に向かいましょう。ところどころ急な道はありますが、素晴らしい景色に疲れもあっという間にどこかに行ってしまいます。
華西門は水原華城の西側にあり、近くにはビジターセンターがあります。水原華城で史跡や博物館を見学するには入場料が必要です。水原華城について詳しく知るには、オーディオガイドやガイド付きツアーを利用しましょう。水原華城は年中いつでも見学することができます。城壁を巡るには時間を多めにとり、丈夫な靴を用意しましょう。丘にたどり着くには少し体力がいりますが、がんばって歩けば素晴らしい景色が待っています。訪れるなら秋がおすすめ。燃えるような紅葉を見ることができます。