ゴールド ミュージアムは、古代文明時代の金銀製の品々を所蔵するペルー最大のコレクションです。楽しみながら古代文明の冶金技術の高さを知ることができます。館内には古い芸術作品や宝石も含め、7000 点を超える展示品が陳列されています。世界中から集められた武器類約 2 万点も所蔵されています。貴重な展示物を守るために 2 階建ての美術館は強化コンクリートで建造されていて、特に価値の高い館内所蔵物は鍵付きの金庫に保管されています。
展示された種類豊富な金属細工をご覧ください。インカ族より前に栄えた先住民族チム族による 900 年頃の品や、古代の儀式用ナイフ「トゥミ」をじっくりとご覧ください。このナイフは、身の毛もよだつ恐ろしい儀式に使用されていました。紀元後 100 年頃から栄えたモチェ族に焦点をあてた展示もあります。鼻輪やサンダルを眺めて想像力を働かせてみてください。展示を通じて古代の人びとが金をはじめとする金属細工に見出していた意味が理解できるはずです。
「世界の武器」コーナーで最古の展示品は 13 世紀の品です。昔の戦争で使用された制服や甲冑など、戦争がらみの品々を細かく観察できます。
ペルー人外交官ミゲル ムヒカ ガロは、1960 年代から収集していた私物のほとんどを寄付し、その寄贈品はこの博物館の所有となり、ムセオ デ オロ デル ペルー イ アルマス デル ムンド (ペルー ゴールド ミュージアムと世界の武器) というアトラクションに組み入れられました。
リマのゴールド ミュージアムは、市街南東部のサンチャゴ デ スルコ地域にあり、リマ歴史地区のマヨール広場から 15 km (9 マイル) ほどタクシーで南下すると着きます。
リマでは比較的タクシー料金が低めとはいえ、朝、滞在先ホテルを出てから午後までのパッケージ旅行を購入するのがおすすめ。ほとんどのホテルが手配してくれる、このサービスには、博物館の入館料、英語版ガイド ツアー参加料、滞在先まで帰る運賃が含まれています。リマでは気温が急に下がることがあるので、外出の際は暖かい服装をお忘れなく。